前回は「ペーパークラフトを楽しもう 14〜少しずつ成長しよう 2〜」の話でした。

小さな機銃を設置して、艦橋付近が、だいぶ出来てきました。
同じような小さなパーツを作成して、数多くの機銃を設置します。

好きな向きにつけてみて。
すごくたくさんつけるんだね。
機銃などは、ある程度「設置する方向」が自由なので、「向きを考えながら」つけてもらいます。
こういう感じでいい?
うまく付けられたね。
プラモデル・ペーパークラフトなどの製作物は、ほぼ「作り方」が決まっています。
その中でも、「向きなどを自由にできる」ところは、ぜひ子どもには「考えてつけてもらう」ようにしましょう。
「自由の中で、自分の個性を発揮してもらう」のが良いと思います。

いよいよ終盤になってきました。
砲塔を支えるパーツを作ります。
この円を、少しずつ切ってみて。
分かったよ。
円の外側は、子どもが切りました。
まだ少し歪ですが、ハサミで少しずつカットして、子どもなりに丁寧に切ってもらいました。
このギザギザは、僕が切りましたが、なかなか大変なこの作業も、慣れてきました。

円柱状のパーツが出来ました。
このパーツが、砲塔と船体を繋ぐパーツとなります。

グッと船体に差し込んで行きます。
設置するのは、子どもにやってもらいました。
出来たよ。
ここに、大砲が乗るのかな?
そうだね。
ここに載せると、大砲が回るね。
そっかぁ。
面白いね。
シンプルな機構ですが、とても良く出来ています。

いよいよ砲塔を作成します。

複雑なパーツですが、子どもに切ってもらいました。
うまく切れているけど、まっすぐなところは、もう少し
綺麗に切ろうね。
うん。
分かったよ。
もともと「カッターで切る」想定のパーツなので、ハサミで切るのは結構難しいです。
少しずつ慣れて、楽しみながらきれいに切れるようになりました。
これは、どうやって作ると思う?
こういう感じ?
このパーツが亀の甲のような形になるのは、イメージ出来てきたみたいです。
そうだね。
小学校・中学受験の算数・理科は、「しっかりイメージする」ことが非常に大事です。
そのイメージが出来ていれば、難しい問題でも「基本から」考えてゆくことが出来ます。
そういうイメージを膨らませることは、「実際にやってみる」のが一番良いと思います。
次回は、砲塔を作成します。