前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 3〜複雑な曲面を近似して作成・凹凸が複雑な部分を見る経験・ハサミで曲面を切る体験〜」の話でした。
甲板:複雑な形状を鋏でカット
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato221ma.jpg)
船の下半分の作成に、時間がかかった戦艦大和ですが、少しずつその姿を現してきました。
今回は、前方の甲板を作成してゆきます。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato224ma.jpg)
上の甲板のパーツは、子どもが切りました。
中央の円の部分は、ハサミでは切りにくいので、僕が切りました。
比較的複雑な曲面ですが、鋏でそこそこきれいに切れています。
上手く切れたね。
いいじゃない。
うん。
上手く切れた。
とても小さなパーツ:接着面の確認
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato225ma.jpg)
ここで、小さなパーツが出てきました。
上の写真の下のパーツです。
これは小さい・・・
切るのも
大変だった・・・
鉛筆と比べると分かると思いますが、非常に小さなパーツです。
大和の先端につけるパーツです。
これ、どうやって
つけるの?
どうやって、
つけようか?
小さいね。
分からないよ。
大人にとっても、大変な作業ですが、やってみましょう。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato226ma.jpg)
まずは、甲板をつけます。
少し複雑な形状なので、接着する前に「どのように接着するか」を一緒に考えましょう。
こうやって、
つくね。
そうだね。
実際に接着する前に、このように「接着面の確認」をすることは、とても大事です。
こういう確認をしないで、どんどんボンド・接着剤でつけて接着してゆくと、間違うことがあります。
ボンドで接着するから、
付けてみて。
うん。
数多くのギザギザがあって、接着はなかなか難しいですが、手伝ってあげて子どもにやってもらいました。
上手く
付いたね。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato227ma.jpg)
そして、先端の小さなパーツは、僕がピンセットを使用して付けました。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato228ma.jpg)
あまり綺麗に
つかなかったけど・・・
なんとか、
ついた。
接着するだけでも大変なパーツでしたが、なんとか付けました。
井桁のパーツ:子どもが自分で考える姿勢
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato229ma01.jpg)
戦車のペーパークラフトの時には、なかったパーツが出てきました。
これは、
なんだと思う?
分からないよ。
外枠は、子どもが切りましたが、切り込み部分は小さいので、僕が切りました。
折って、
組み合わせてみて。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Yamato230ma.jpg)
なんか、
形になってきたね。
これは、
なんだろう?
う〜ん。
子どもにも考えてもらいながら、作成を進めます。
こういう「子どもが分からないこと」は、親が聞いてあげると良いでしょう。
「分からない」ことに対して、子どもは特に考えない傾向があります。
最初は、
これは、
なんだと思う?
と聞くと、
分からないよ・・・
と言って、あまり楽しそうではない子どもたち。
それでも、聞いているうちに「子どもが自分で考える姿勢」が身につくと良いでしょう。
次回は下記リンクです。