子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 3〜立体感・紙を貼り合わせる・丸める・やってみせ言って聞かせて・・・〜|創造力と想像力

前回は「子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 2〜紙を立体化する・円柱を作る・立体感・二次元と三次元の間〜」の話でした。

目次

紙を張り合わせる体験

車体が完成して、戦車らしくなって来ました。

このペーパークラフトが「子ども向け」であれば、この位で「だいぶ見えてきた」はずですが、大人向けです。

「大人向け」であり、さらにかなり歴史に詳しい方向けの雑誌の付録なので、かなり詳細です。

ここまでで、
やっと1/3くらいか・・・

ざっと見た時に、

かなりパーツが
細かい・・・

と思いましたが、小さなパーツは切ってみると、思ったより時間がかかります。

もう片方のキャタピラーを作ってみましょう。

長方形のキャタピラーの方を、子どもに切ってもらいました。

本当は、表裏張り合わせたらピッタリいくはずですが、少し斜めです。

こっちの方(写真上)は、
綺麗に切れているね。

うん。
難しいよ・・・

こっちは
うまく切れたから・・・

今度、またうまく
切れるようにしよう。

よく出来たところは、褒めてあげることも大事です。

うん。
またやってみるよ!

ここで、二枚張り合わせたキャタピラーを子どもに触ってもらいます。

一枚の時より、
だいぶしっかりしているでしょ。

うん。
少し硬いね。

紙といえども、二枚張り合わせただけで、結構頑丈な感じになります。

紙を丸める体験:丸めたら立体に

この紙を
少し丸めてみて・・・

どうやって
やるの・・・

張り合わせたキャタピラーを、繋ぐために、両方とも少ししならせて丸くします。

ボールペンを使って、少しずつ曲げてゆきました。

子どもにやってもらおうとしたら、

難しい。
出来ない。

と言うので、僕がやりました。

つないだら、キャタピラーらしくなりました。

これを戦車本体に、つけましょう。

一つ目(写真上)は僕が設置したので、

さっきみたいに、
つけてみて。

と子どもにつけてもらうようにしました。

やってみせ、言って聞かせて・・・

結構ピッチリ作られているので、「逃げ」が少ないので、なかなか上手くはまりません。

う〜ん。
出来ないよ。

じゃ、一緒に
つけてみよう。

子どもにやらせてみて、出来なかったら、一緒にやってみましょう。

子どもと一緒に「手を使って実際にやってみる」経験は、子どもも楽しく、とても大事です。

目で見ているのと、実際にやってみるのでは、全然異なります。

第二次世界大戦時、山本五十六連合艦隊司令長官はこう言っています。

山本五十六(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ・・・

ほめてやらねば、
人は動かじ!

子どもにもどんどんやらせて、良いところは褒めてあげましょう。

ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)
新教育紀行

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