前回は「算数実践70〜問題 11(3)解き方B・折り返しのコツ〜」の話でした。
目次
問題11(4)(再掲載)

ヒントを探そう
大問の中で、小問がいくつかある場合は、「それぞれがヒントになっている」可能性があります。
出題者が「最も問いたい」のは、最後の小問であることが多いです。
いくつかの小問に別れている理由は、
小問の構成
1.最後の問題のみだと難しいため、ヒントを作って解きやすくする
2.問題を分け、出来る部分を明確にして、採点の際に点数の差が出やすくする
などの理由があります。

(4)の図形は(3)の図形の4倍の図形(相似形)です。

斜辺の長さは(3)で求めた結果が使えそうです。

この長さが「6cmより大きいか、小さいか」を、(3)の結果を使って、考えてみましょう。
比較しよう
「具体的な長さ・面積など数字を求めること」と、「長さ・大きさ等を比較すること」は大きく異なります。
今回は、「長さを比較」します。

斜辺の長さにある①は、「2回かけた数」は分かりますが、「1回だけかけた数」が不明です。

そこで、「2回かける」ように考えましょう。

「2回かける」と「掛け算の大事な性質」から、

「かける順序が変えても同じ」です。

後半の「①x①」は(3)から分かっているので、計算できます。

比較する一方を「2回かけた」ので、もう一方も2回かけましょう。

これで、大きさが比較できそうです。

「2回かけた数」の大小が分かりました。

長さの比較ができました。
(5)は明日6時にアップします。