前回は「知的好奇心を刺激〜やる気を育む〜」の話でした。
小学校低学年くらいまでを対象とした「本質的教育」の話をご紹介しています。
中学受験をお考えの親の方は、
本質的教育も
大事だけど・・・
具体的な学力=テストの点数も
アップして欲しい
とお考えになるでしょう。
僕自身の経験及び塾・家庭教師で小学生から高校生まで教えた経験があります。
本質的教育の観点から中学受験に役立つ話をご紹介します。

今回は歴史に関する話です。
小学校高学年以上の方、あるいは受験を考えているお子様向けです。
小学校高学年になると個人の自我が出てきますので、「好きな科目」と「好きではない(嫌いな)科目」が出てきます。
社会では地理・歴史・公民などが大きなテーマとなり、歴史に興味を持つかどうかは、子ども次第です。
ぜひ歴史、特に日本の近現代の歴史には興味を持って欲しいと思います。
最初は教科書よりも「まんが日本の歴史」が良いでしょう。
各社出していますが、ここでは集英社「まんが 日本の歴史」を取り上げます。

1巻を取り上げましたが、最初から読まなくても良いでしょう。
「まずは1巻から」とお考えになる親御様もいらっしゃるかもしれません。
縄文時代や弥生時代は、面白く感じるお子様は比較的少ないかと思います。
お子様が1巻を読んで、
歴史は面白くない・・・
と感じてしまわないようにしましょう。
ネットで親が選んでポンと渡すのは、出来るだけ避けましょう。
お子様と一緒に本屋さんに行って、興味がありそうな巻から読んでもらうのが良いでしょう。
どれが好き?
え〜っと・・・
と子供に選んでもらうことは、主体性を育むことにもつながります。
「好きな巻から読ませたら、時系列が混乱するのでは」と懸念される方もいらっしゃるかもしれません。
子どもの頭は柔軟なので大丈夫です。
何度も読んでいるうちに、「ああ、こういう流れなんだ」と楽しくなるのが大事です。
最初は興味がある巻から読んで「歴史って面白い!」と楽しくなってくれると良いです。
簡単な年表を作ってみるのも良いでしょう。
とにかく暗記!
と考えられがちな、歴史の勉強。
はあ・・・
暗記、暗記だと誰しも嫌になります。
まずは、流れが大事で、興味を持ってもらいましょう。
そして、歴史に興味が出て、他の巻も読んでゆくのが最も良いです。