前回は「新たな中学校での人生 3」の話でした。
新しい中学校が決まった今〜春休みは、ゆっくりと「中学校で、どんな人生を送ろう」と考えて欲しいと思います。
「補欠合格」でも「正規合格」でもどうでも良いことです。
ひょっとしたら、補欠合格のA君と正規合格のB君では、総合点が3〜5点くらいしか変わらないかもしれないのです。
その「ちょっとした点差」に大した意味はないのです。
「試験は試験」であって、「試験の成績=学力」ではなく、当日の体調・気分などによって大きく変わります。
春休みは「勉強」よりも「中学で何しようかな」「部活は何に入ろうかな」とか色々と考えて欲しいと思います。
進学先は、どんな部活がありますか?
入部するなら文化部と運動部、どちらに興味ありますか?
入学後は、新しい友達が一気にたくさん出来て、新しい先生方が一気に出てきます。
そして、たくさんの教科書が一気に出てきて、大抵のお子様は通学範囲が遠くなります。
さまざまな意味で「一気に世界が広がる」経験をします。
そして、新たな校舎に慣れ始めて、バタバタ授業受けていると、今度は中間試験、次は期末試験・・・・・となります。
そして、1年過ぎ、2年過ぎ・・・・・と月日は過ぎてゆきます。
落ち着いて考えるのは「今〜春休み」が最も適しているのです。
時間が取れる今、ゆっくりと「僕の中学校での人生」や「私の中学校での生き方」をじっくり考えて欲しいと思います。
そういうお子様の方が、数学・英語とかスタートダッシュするよりも、長期的には学力が上がると思います。
それはもちろん大学受験も含みます。
長い6年間を「実りある時間にしよう!」と考えて、
こんなことしたい!
あんなことしたいわ!
と夢見てみましょう。
夢見てみたことは、「実行できることはそれほど多くはない」のが現実です。
でも、まず考えて、夢見ることから始まるのです。
1日か2日で良いので、考えてみましょう。
頭で考えても良いですが、ぜひ紙に書いてみましょう。