前回は「社会の選択問題の効果的攻略法 5」の話でした。
選択問題で「知識をきちんと思い出せるか」とは別に人物名や単語を答える「知識をきちんと書く」問題もあります。
こういう問題はテキスト見て「わかっている」つもりにならないようにしましょう。
試験場で「パッと明白に頭に思い浮かんで答えられる」ことが大事です。
勝海舟や吉田松陰を答える問題など、様々な学校で知識を問う問題は出るでしょう。
歴史の知識を答える問題に、ぜひ取り組んでみて確認して下さい。
標準レベルで出来て欲しい問題ですが、漢字で答えて下さい。
「答えを漢字で書きなさい」と書いてなければ、平仮名で書いても○でしょう。
難しい漢字でなければ、漢字で書けた方が良いでしょう。
1.公家出身で幕末維新期に薩長側で活躍。
明治維新政府樹立後は参与・参議・議定等となり中心的役割を果たし、太政大臣三条実美を補佐。
外務卿特命全権大使として使節団を率いて欧米へゆき、不平等条約改正を試みるも失敗したが、見聞を広めた。
2.長州藩の首領で、薩長同盟を結んだ長州側責任者の一人。
維新政府樹立後は参与・参議・文部卿などを務め、幅広い政務を行う中心人物となった。
1の人物と共に使節団に参加した。

1は岩倉具視です。

岩倉は、上の写真中央にいる一番偉そうな人物です。
具視は簡単な漢字ですが、書くのは意外と難しいです。
2は木戸孝允です。

多くの方が途中でわかったと思いますが、余裕があれば、木戸孝允の孝允を漢字で書けるようにしましょう。
「初心を貫く」話をしましたが、長州藩の高杉や木戸はまさにそういうタイプでした。
「勝つことが大事」という西郷・大久保の薩摩に対して、長州藩士は、気持ちが真っ直ぐで素直な人物が多かったのです。
そのために高杉・久坂らの大人物が、維新前に亡くなります。

そういう経緯もあり、木戸は西郷がずっと大嫌いだったのです。

漢字で書けなかった方は、ここできちんと覚えましょう。
「分かる問題・得点すべき問題が試験で出たら、即答する」をイメージしておくのも大事です。