どんどん過去問に取り組んで理解して習得〜「完璧」目指さない姿勢・こだわりすぎずに過去問に取り組む・「大体の理解で良い」姿勢〜|過去問対策4・中学受験・高校受験・大学受験

前回は「「今できなくても当日できる様にしよう!」という気持ち〜「余話」から知識に深みが出る学び・過去問を解いて学ぶ・問題のタイプと出題傾向〜」の話でした。

目次

どんどん過去問に取り組んで理解して習得:「完璧」目指さない姿勢

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「過去問に取り組むタイミング」は様々ですが、ぜひ早めにやってみましょう。

上記リンクでは、2024年女子学院中の社会の過去問に関する話をご紹介しています。

各科目に共通しますが、「過去問がある程度出来る」には「相応の学力」が必要です。

取り組む時期によりますが、上記の社会の問題で「合格ラインに達する」のは中々難しいです。

例えば、夏休み〜10月頃は「ある程度出来るけど合格ラインに達しない」方が多いでしょう。

やってみて、出来た問題も
あるけど、出来ない方が多かった・・・

本番で
大丈夫かな・・・

このように不安に思う方も多いかもしれませんが、早めにどんどん過去問に取り組みましょう。

そして、「どんどん過去問に取り組んで、理解して習得する」と良いでしょう。

そして、「過去問に取り組むこと」を苦行の様にとらえず、「楽しむ」ことも大事です。

「一題一題をしっかり学ぶ」姿勢を持ちながら、どんどんやってみましょう。

「しっかり学ぶ」と、
時間がかかるよ。

「しっかり」と「どんどん」は、
逆の考え方な気がするけど・・・

「しっかり」「どんどん」は、
難しいよ。

確かに、「しっかり」と「どんどん」を同時に行うことは、難しいことです。

「しっかり」に捉われすぎずに、まずは過去問3年〜5年ほどを、まずはどんどんやってみましょう。

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孫子の著者 孫武(Wikipedia)

兵法の大家・孫子は、こんなことも言っています。

兵は拙速を聞くも、
未だ巧の久しきを賭ざるなり!

これは、

戦いは、多少拙い(手際が悪い)状況でも、
素早い方が良い!

巧くは長くは
続かないでしょう!

という意味です。

過去問に取り組む際には、「しっかり」を念頭におきながらも「完璧」を目指しすぎないことです。

それよりも、「多少不完全な状況でも、どんどん前進して、やってみる」のが良いでしょう。

こだわりすぎずに過去問に取り組む:「大体の理解で良い」姿勢

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武蔵中学1990年算数を基にした問題の解き方を、考えてみました。

速さ・旅人算に関する問題で、二パターンご紹介しました。(上記リンク)

過去問に限らず、算数でも理科でも「ある程度理解して進める」のが理想です。

本来であれば、「完璧」は目指したいですが、なかなかそうもいきません。

出来ない問題は、解答を読んで「70〜80%程度わかっていれば良い」くらいな気持ちが良いでしょう。

そして、あまりこだわりすぎないで、どんどん進めてゆきましょう。

そして、問題集や過去問を「一度数年分(5年〜7年程度)をやってみる」のが良いでしょう。

過去問の取り組み方

・「70〜80%程度わかっていれば良い」気持ち

・まずは「数年分(5年〜7年程度)をやってみる」姿勢

「全体をやってみる」と「全体が見えて、俯瞰するような視点」が養われます。

この「全体像を掴む視点」は、算数では特に大事です。

ニュートン算、てんびん算、旅人算などと、算数の考え方・コンセプトには、名称がついています。

実際の問題は、これらのどれかの考え方を「メインにして」考えることが多いです。

そして、複合的問題や横断的視点もあります。

それらの横断的視点は、算数の理解力を大いに高めるでしょう。

横断的視点が大事な算数は、実は「基礎が最も大事」です。

公式などは「なぜ、そのようになるか」を再度復習すると、学力が上がるでしょう。

その為には、「志望校の過去問をしっかり取り組む」のが最も良いでしょう。

新教育紀行

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