前回は「記述式問題への考え方 1」の話でした。
志望校が「記述式を出題」するならば、記述式は「得意」とまでいかなくても、まずは「好き」になってもらいましょう。

前回、「小学生新聞の記事に対する考え」を簡単に書いてもらう話をしました。
「簡単に述べる」のでも良いのですが、やはり「書いて」みましょう。
書くことで、自分自身の中で「意見」がハッキリしますし、試験では「書く形式」である以上、どんどん書くことに慣れた方が良いです。

「でも、何を書けば良いか分からない・・・・・」というお子様もいらっしゃるかもしれません。
塾などでは、記述式に対して「模範解答」が提示されていることでしょう。
模範解答見せて「こういう内容が書けるようになれば、良いのよ」と親御様がお子様に仰ったところで、お子様は「だから・・・・・それが出来ない」と思うかもしれません。
算数は「解き方の一環」となりますが、理科・社会・国語の記述式問題でも「模範的考え方」や「模範解答」があります。
お子様が「書けない」場合、「僕(私)の意見がxかもしれない・・・・・」と気後れしている可能性が高いです。
これは、日本の「○x式教育」の弊害でもあります。
大人も含めて誰しも「xは受けたくない」のです。
「考えるポイント」はありますが、「◯かxかは別にして、まずは好きに書いてみる」ことをお子様に勧めてください。
そして、お子様が書いた文章は、良いところを褒めてあげましょう。
誰しも「否定されると嫌になる」のです。
まずは書かなければ、始まりません。
小学生新聞などの記事に対して、お子様に自由に意見・感じたことを書いてもらいましょう。
題材はなんでも良いでしょう。
そして、親御様が「良いじゃない」と○をつけてあげましょう。
とても良かったら、◎です。
「ちょっとポイントずれてるな」と思ったら、「ここが良いけど、ここが違う見方もあるし、△かな」としましょう。
そして「僕の意見」「私が感じたこと」を書くことにポジティブになってもらいましょう。
少しずつ、お子様が「書けるようになる」ことが実感できるでしょう。