前回は「算数実践59〜問題 10(5)解き方・対称性とグラフのコツ」の話でした。
グラフの概形を考えてみましょう。
目次
問題10(5)(再掲載)


図形の対称性からわかること
図形の対称性から、「グラフも対称性を持つ」ことがわかります。

グラフも対称性を持つ、つまり「折り返して同じになるはず」なので、

横軸の「Bからの距離0.5」のところで、「折り返すと同じ」になります。
これで、大体の感じが掴めましたね。
点をつないでみよう
グラフの大体の形を描けば良いので、これらの7つの点をつないでみましょう。

点同士を直線で繋ぐと、上のグラフのようになります。
これは、小学校で習った「折れ線グラフ」ですね。
実は、このような「折れ線グラフ」の形にはなりません。
えっ、ダメなの?
「明確な間違い」ではありませんが、「大体の形」からはちょっと違います。
直線で繋いだ点同士のところを考えてみましょう。

ちょっとカックンカックン
してるね。
そうですね。
矢印の話で考えた時に、正三角形FCHがどのようにできてゆくか、もう一度考えてみましょう。
問題にある「辺ABの5等分の点」で、大きな変化があるグラフになっています。
この「グラフの大体の形を描く」ことの一つの大事なポイントである「対称性」が表現されています。
そのため「ここまでで十分」という考え方もあります。
「大体の形」をもう少し、考えてみましょう。