前回は「アインシュタイン 5〜エジソンとアインシュタイン・小学校・バイオリン・音楽〜」の話でした。

少しのろまな兄と利発な妹

アインシュタインには2歳下の妹がいました。
二人とも可愛らしいですね。
小学校で教師に「のろま」と言われたアインシュタインは、内向的で、おとなしい子でした。
写真を見ても、妹の方が賢こい感じです。
アインシュタイン兄ちゃんは、少しボーッとした感じでしょうか。
のちに、大天才となるアインシュタインの若き頃のイメージは、このような感じでした。
周囲の遊び相手や大人たちは、
アルバートは、
ちょっとぼんやりしている・・・
アルバートは、
勉強には向いてないのでは・・・
まさかこの子が、将来大天才になるとは、とても思わなかったでしょう。

小学校で、
もう、お前は
学校に来るな!
と言われ、「小学校卒業ですらない」エジソン。
そして、「ぼんやりしていて、とても利発には、程遠い存在だった」アインシュタイン。
小さな頃に「利発であるかどうか」というのは、大して重要ではないかもしれません。
英才教育:音楽
母パウリーネの勧めで習い始めたバイオリン。

よほど音楽とウマがあったのか、アインシュタインは夢中になります。

バイオリンを弾くのは、
とても楽しい。


アインシュタインのメモがある譜面が残っています。
この譜面で何かが分かる訳ではありませんが、ただ「バイオリンを弾く」のではなく、積極性が見られます。
小さな頃にピアノなどの音楽を習う子どもは、多いでしょう。
習う先生の教え方にもよりますが、
譜面に描いて
みよう。
とは、なかなか思わないでしょう。
最初は、写して良いから、
譜面描いてみましょう!
そして、このバイオリンの教育は、母親なりの英才教育だったのでしょう。
読書大好き
内向的だったアインシュタインでしたが、読書が大好きでした。



人と話すより、
読書が好き。
アインシュタインが10歳の頃、よく遊びにきていた医学生タルムート。
これ
読んでみな。
10歳にとって、大学生は「かなりお兄ちゃん」です。
中でも、当時ベストセラーだった「通俗自然科学読本」があります。


子ども向けの全5巻の自然科学の本です。



これは、
とっても面白い!
コンパスの不思議さを楽しんでいたアインシュタイン少年。
ここで、科学・サイエンスに出会いました。
この些細なきっかけが、アインシュタイン少年を物理・科学・サイエンスに向かわせます。
それは、アインシュタインの人生を決定づけただけではなく、「世界の未来」もまた決定づけられたのでした。