アインシュタイン 6〜楽器と読書・英才教育・のろま・ぼんやり・自然科学〜|音楽

前回は「アインシュタイン 5〜エジソンとアインシュタイン・小学校・バイオリン・音楽〜」の話でした。

科学者 Albert Einstein(Wikipedia)
目次

少しのろまな兄と利発な妹

アルバート(5歳)と妹マヤ(3歳)(図説 アインシュタイン 監修:金子務 文:千葉透 河出書房新書)

アインシュタインには2歳下の妹がいました。

二人とも可愛らしいですね。

小学校で教師に「のろま」と言われたアインシュタインは、内向的で、おとなしい子でした。

写真を見ても、妹の方が賢こい感じです。

アインシュタイン兄ちゃんは、少しボーッとした感じでしょうか。

のちに、大天才となるアインシュタインの若き頃のイメージは、このような感じでした。

周囲の遊び相手や大人たちは、

アルバートは、
ちょっとぼんやりしている・・・

アルバートは、
勉強には向いてないのでは・・・

まさかこの子が、将来大天才になるとは、とても思わなかったでしょう。

発明家トーマス・エジソン(Wikipedia)

小学校で、

もう、お前は
学校に来るな!

と言われ、「小学校卒業ですらない」エジソン。

そして、「ぼんやりしていて、とても利発には、程遠い存在だった」アインシュタイン。

小さな頃に「利発であるかどうか」というのは、大して重要ではないかもしれません。

英才教育:音楽

母パウリーネの勧めで習い始めたバイオリン。

バイオリン(Wikipedia)

よほど音楽とウマがあったのか、アインシュタインは夢中になります。

バイオリンを弾くのは、
とても楽しい。

アインシュタインの譜面(図説 アインシュタイン 監修:金子務 文:千葉透 河出書房新書)

アインシュタインのメモがある譜面が残っています。

この譜面で何かが分かる訳ではありませんが、ただ「バイオリンを弾く」のではなく、積極性が見られます。

小さな頃にピアノなどの音楽を習う子どもは、多いでしょう。

習う先生の教え方にもよりますが、

譜面に描いて
みよう。

とは、なかなか思わないでしょう。

最初は、写して良いから、
譜面描いてみましょう!

そして、このバイオリンの教育は、母親なりの英才教育だったのでしょう。

読書大好き

内向的だったアインシュタインでしたが、読書が大好きでした。

人と話すより、
読書が好き。

アインシュタインが10歳の頃、よく遊びにきていた医学生タルムート。

これ
読んでみな。

10歳にとって、大学生は「かなりお兄ちゃん」です。

中でも、当時ベストセラーだった「通俗自然科学読本」があります。

通俗自然科学読本(1873年刊)(週間100人 No.3アインシュタイン ディアゴスティーニ)

子ども向けの全5巻の自然科学の本です。

これは、
とっても面白い!

コンパスの不思議さを楽しんでいたアインシュタイン少年。

ここで、科学・サイエンスに出会いました。

この些細なきっかけが、アインシュタイン少年を物理・科学・サイエンスに向かわせます。

それは、アインシュタインの人生を決定づけただけではなく、「世界の未来」もまた決定づけられたのでした。

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