前回は「アインシュタイン 4〜小学校入学・内向的姿勢・のろま・個性〜」の話でした。

エジソン少年と小学校

多くの方が知っている発明家エジソン。
実はエジソンも少年の頃に、苦い思い出があります。

色々不思議なことを
質問するのが好き。
だったエジソン少年。



なぜ、「1+1=2」
なんですか?
うるさいな。
そう
「決まっている」んだ!



だから、
なんで?
もう、お前は
学校に来るな!



えっ?・・・
小学校の先生から痛烈に罵倒されたエジソン少年。
もう
いいです!
私が
育てます!
エジソンの母は、意を決してエジソンを小学校から退学させます。
のちに「すごく大成した」エジソンにとって、まさに「賢母の鏡」だったエジソンの母。」
実際には内心は
うちの子、
大丈夫かしら・・・
先生がひどいから、
小学校辞めさせたけど・・・
私の判断は、
間違ってないかしら・・・
エジソンの母親は、当時非常に心配だったでしょう。
時代が違うとはいえ、大発明家エジソンは「小卒ですらなかった」のです。
エジソンとアインシュタイン
理論物理学者となったアインシュタインと発明家のエジソン。
方向性は「物理」という共通面があります。
「考え続けて、鉛筆と紙で考え続ける」アインシュタイン。
対して、考えることも大事ですが、「実際に何か具体的な形を発明する」エジソン。
方向性は、少し異なります。
二人に共通していたことは、「大いなる好奇心と子ども心」でしょう。



僕って。
のろま?
エジソンのように、
もう、
お前は学校に来るな!
まで罵倒されなくても、
お前は、
「のろま」だ!
と言われ、かなりショックを受けたアインシュタイン少年。



不思議なことは、
とっても興味がある。



不思議なことを
考えることは大好き。
二人の天才の小さな頃には、このような「共通点」がありました。
そして、二人とも小学生の時は、「利発な子」の対極的な存在だったのでした。
1847年生まれのエジソンと、1879年生まれのアインシュタイン。
32年の歳月の違いがありますが、この二人は同時代を生きたのです。
エジソン、アインシュタインの小学生の同級生の中で、
エジソンは将来
立派な人物になりそうだ!
アインシュタインは
将来、何か大きなことを成し遂げそうだぞ!
と思った人は「一人もいなかった」のが現実だったでしょう。
バイオリン
この頃、アインシュタインの母パウリーネはアインシュタインにあるものを渡します。


それは、バイオリンでした。
母の勧めでバイオリンを習い始めたアインシュタイン少年。
バイオリンはアインシュタインにとって「生涯の友」となりました。



バイオリンから音が
奏でられるのは不思議。



この美しいメロディーを
自分で弾けるのが好き。
母パウリーネが、アインシュタインにバイオリンを習うことを勧めたのは、いくつか理由があるでしょう。
その中の一つは、
内向的な息子に、
音楽を学んで成長して欲しい。
と考えたことでしょう。
そして、バイオリンと共にスクスク成長してゆくアインシュタイン少年でした。