前回は「のびのびした賢さ〜育くむ興味〜」の話でした。
今回は、中学受験の算数の学び方に関する話です。
今年もいよいよ受験の山場を迎える頃になりました。
1〜2月に開催される中学受験まで、あと半年を切りました。
10月頃から、中学校に特化した模試など様々なテストも本格化します。
よく言われることですが、受験の合格において算数は極めて重要です。
算数は点差が開きやすく、算数で一定の点数が取れない場合、他の教科での挽回はかなり困難となります。
受験を間近に控えた6年生、小学校4〜5年生の中学受験を考えているお子様に、オススメする算数の勉強法です。

1.早起きして算数をやりましょう!
学校行く前に1時間くらい算数を勉強するのが理想ですが、30分くらいでも十分です。
朝に勉強するとその後に学校に行ったり、1日過ごす間に頭の中で勉強したことが反芻されます。
そして、学力向上や記憶の定着につながり、効果大です。
2.大きな紙に図形や式を書きましょう!
試験において、記述式か選択式のどちらに比重が置かれているかは志望校にもよります。
A4サイズでも良いですが、A3くらいの大きな紙を用意して、子供たちにのびのび書かせましょう。
図形問題に限らず、流水算でも比の問題でも大きな文字で、どんどん書かせてみてください。
もし答えが間違っていても、模範解答をみながら、大きな紙にその内容を丸ごと書かせてみて下さい。
理想は、解答を見て理解できたら解答を閉じて、その内容を再現できるようにしましょう。
3.多くの問題集に手を出さず、出来なかった問題を繰り返し解きましょう!
多くの問題をやると学力は上がるように思います。
実際には、取り組んだ問題をきちんと復習して「完全に吸収して自分のものにする」のがベストです。
このやり方は後々大人になる過程で大事で、大学受験でも役に立ちます。
ぜひやってみてください。