前回は「理科のおすすめ勉強法 2〜「覚えること」を明確に〜」の話でした。
参考書を読むよりも、問題集をどんどんやって、「理解しながら実践力を高める」話でした。
特に、化学・生物系は、暗記項目も多いので、どんどん問題集をやりましょう。
問題集に、どんどん描きこんだり、自分なりにノートに簡単にまとめてみましょう。
「問題集に描きこむ」といっても、問題集の余白はそれほど多くありません。
そのため、自分なりに「ノートに描いてみる」のが良いでしょう。
この時は、「綺麗に」ではなく「走り書き」くらいな気持ちで良いでしょう。
子どもにも、様々な個性があります。
僕は、
出来るだけ丁寧に描きたいよ。
という子どもは、丁寧に描いてみましょう。
丁寧に描くと、時間がかかります。
受験生は、時間に追われる気持ちになるんので、その時間が「もったいない」ように感じるかも知れません。
子どもなりに「丁寧に描く過程で理解している」可能性もあります。
その子の個性を尊重して、様子を見てみましょう。
細かいところにこだわりすぎているようでしたら、要点を描くやり方を親御様が教えてあげましょう。
こんなふうに描いてみたら、
どうかな。
あるいは、サラッと書くのが好きな子どももいます。
私は、要点を
サッと描くのが好き。
全体的には、男子より女子の方が「丁寧に・几帳面にやる」傾向がありますが、子どもそれぞれと思います。

「試験で高得点を取る」ことに対しては、「効率的な勉強法」は存在しますが、それを子どもに強いるのもどうか、と思います。
子どもなりの個性で学んでいるので、「合わない学び方・やり方」だと
ちょっと、
僕には合わないな・・・
と思うかも知れません。
すると、子どもの勉強へのテンションが下がってしまうかも知れません。
「テンションが下がる」のは、最も避けたいので、子どもの個性も尊重しながら、塾の方針などを考えましょう。
また、ご紹介している、かっ車・電気などの考え方は、「いいな」と思うところを学んで下さい。
これらの分野は、基礎をしっかりしないで、問題をたくさんやっても、なかなか出来るようにならない傾向があります。
塾などで学んでいる考え方・やり方と少し違うときは、「どっちが、分かりやすいか」を本人に考えてもらいましょう。

もうすぐ夏休みを迎えますが、基礎をきっちりやれば、夏〜秋以降、大きく学力が増進するでしょう。
フリーハンドでも、きれいでなくても、「しっかりと理解する」姿勢を身につけましょう。
この「しっかり理解」の姿勢があるかないか、で夏休みの成果は大きく変わるでしょう。
親御様は、子どもの良いところを、どんどん褒めてあげましょう。