前回は「色々な角度から考えよう 2」の話でした。
「見通しが良い」解法の方が良いですが、「見通しがそれほど良くない」解法で一生懸命解いてみるのも良いでしょう。
時間が、かかり過ぎると「解答に到達できるかどうか」が大きな問題になります。
問題の形式が「記述式か答えのみか」で、大きく変わるでしょう。
「答えのみ」が多い出題形式ならば、「見通しの良い解法=要領の良さ」が大事になってきます。
様々な解き方を考えてみて、「見通しの良い」解き方を習得するようにしましょう。

「記述式」が多いならば、「見通しの良い解法=要領の良さ」も大事ですが、少し異なります。
「しっかり考える力」を育てる視点が良いでしょう。
この意味において、本来はペーパー式の試験であれば「記述式の方が、答えのみの試験より遥かに望ましい」のです。
様々な新たな試みが増えている中学入試。
「記述式は採点に手間・時間がかかる」のですが、「面接等よりは手間・時間が少なく、対応しやすい」ことも事実です。
従来のペーパー式試験において、「プロセスや自分の考えを明確化する」記述式が徐々に増えてゆくと考えます。
志望校が「答えのみばかり」の試験形式であっても、「記述式」が出題されるかもしれません。
僕の志望校は、「答えだけ」が多いよ。
突然、記述式が出たら、困るかも・・・
当日、「記述式が出題」されても、日頃から考えておいて、対応できるようにしておきましょう。
どのように「準備」しておけば
良いのかしら。
一つの対応方法は、記述式試験のある学校の過去問をやってみると良いでしょう。
この時、志望校の問題のレベルや出題傾向もあるでしょうから、「似たようなレベル・傾向」の問題が良いでしょう。
あるいは、「答えだけ」の問題を解く時に、「記述式」を想定するのも良いでしょう。
計算式だけ羅列せずに、図や絵、あるいは簡単な説明文を書くようにするのが良いでしょう。