前回は「中学・高校での成長 3〜部活での経験〜」の話でした。
部活に入ることによる、「お兄さん・お姉さんからの刺激」の話でした。
今回は、僕の実体験をもとに、その「刺激」の話をしたいと思います。
中学一年生として、武蔵中学校に入学した僕。

「部活には入ろう!」と、最初から決めていました。
昔から実験とかが好きで、小学校のクラブ活動もインドア派だった僕。
中学・高校は、運動部もいいな。
と考えたりして、親しくなった仲間といくつかの部活を探していました。
当時、昼休みに上級生がなだれ込んできて、部室や活動している体育館・運動場に連れてゆかれる話をしました。
同様に、文化部の方に連れてゆかれたこともありました。
化学部の先輩たちからは、
化学部に入ったら、こういう特殊な液体などを
使って実験できるよ。
と言われたり、物理部の先輩たちからは、
物理部に入ったら、こういう道具を使って
実験装置を自分で作って、実験できるよ。
など誘われます。
様々誘っていただきますが、こちらのキャパシティーを超えてしまって、「何が何だか分からなくなる」のが実情です。
そして、様々回った結果、一つの部活に落ち着きました。
きっかけは、友人と一緒に様々回っている中、親しくなったK君から、
僕ね。物理部入ったけど、
先輩も親切で、
実験も楽しいよ。
と誘われたことでした。

物理部も楽しそうだな。
と結局、小学校時代の「実験大好き」の延長で「物理部へ入部」しました。
入ってみると、高校生の先輩たちが、周りをウロウロしています。
当たり前なのですが、中一にとっては、3~4歳上の高校生は、結構迫力があります。
入部すると、「新入り」に好奇心持った先輩方が大勢やってきて、話しかけてくれます。
一つ上の先輩に話しかけられて、その先輩とは「歴史」の趣味が非常に合いました。
小学生の頃から、非常に歴史好きな僕。
嬉しくなって、色々と話すと、一つ上の先輩Uさんは、感心したように
君はよく知っているね。
歴史は、ずっと
大好きなんです!
大したもんだ!
照れる僕。
続けて、先輩は言いました。
それで、君は司馬遼太郎は、
何を読んだかな?

し・ば・りょ・う・た・ろ・う?
なんと、中一になったばかりの僕は、大作家・司馬遼太郎を知らなかったのです。