前回は「直前期の学力上昇のコツ〜大事な問題のまとめ〜」の話でした。
先日、入試当日の休み時間に塾のクラスメートの発した「何気ない言葉」に衝撃を受けた話をしました。
算数の大問1題の出来を左右しかねない言葉に、思わず動揺してしまった話でした。
受験において算数の出来具合の影響はとても大きいです。
全教科の中でも、特に算数は少しでもパワーアップしておきたいです。
直前期は、復習を中心にして「学んだことの確実な習得」を目指すのが最善です。
「復習=見たことのある問題」です。
当日「初めて取り組む問題」を解くためには、1題ほど初見の問題に取り組んだ方が良いでしょう。
「解けない場合に自信を無くす可能性がある」ので、「初めての問題を解かない」という考え方もあるかと思います。
僕はそれも一つの考え方かと思います。

お子様の性格に合わせて、親御様がお決めになるのが一番良いかと思います。
初めての問題で出来なかった場合でも、「当日でなくて良かった!」と前向きに考えましょう。
当日できれば良いのです。
また、当日は解く問題を上手く選ぶことも重要です。
初見の問題を前にして、当日の予行練習として「どの問題から取り組むか」をイメージしてみるのも効果あるでしょう。
算数は1点、2点ではなく、5点、10点と大きく点数アップの可能性があります。
その意味では、社会や理科の暗記にあまりこだわるよりも、きちんと算数で得点を上げられるようにすることも大事です。
算数で少しでも点数を取れるようにして、一歩でも二歩でも合格に近づきましょう。