「なんとなく分かる」と「空飛ぶクルマ」を飛ばす体験〜少しずつ作ってゆく姿勢・ローターのはめ込みと車体完成・接着部分を事前確認する大事さ〜|空飛ぶクルマ3・学研の科学

前回は「近未来の現実と理科の学び〜原理を理解する大事さと受験対策・よく確認してから工作・パーツの向きや役割を理解・車体の作成・骨格を作る体験〜」の話でした。

目次

少しずつ作ってゆく姿勢:ローターのはめ込みと車体完成

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

「空飛ぶクルマ」の車体と心臓部の羽(ローター)を回転させる部分が完成しました。

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

この黄色いパーツにある小さなモーターと、小さな歯車4つによってローターを回転させます。

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この黄色いパーツを車体につけてゆきます。

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

いくつかのポイントでパチっとはめる必要があるので、

う〜ん、
ここはちょっとどうなっているのかな?

一気につけようとすると、なかなか上手く行きません。

一気につけようとしないで、
つけられるところから、つけたら。

じゃ、まず
ここをつけて・・・

工作のパーツをはめたりする時は、出来るところから押さえて行くことが大事です。

それは、算数や理科の問題を考えるときと似ている面があります。

工作や算数・理科の問題を解くとき

・一気にパーツをはめたり、答えに至ろうとしない

・出来るところから着実にやっていって、少しずつ完成(答え)に近づいてゆくイメージ

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できた!

今回のパーツは、骨組みのようなしなやかなパーツなので「少し曲げる」ことが簡単です。

そのため、「少し曲げたり、しならせて」はめてゆくことが出来ます。

ここで、配線を穴に通して、3回グルッと巻いて止めました。

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続いて、ローターをはめてゆきます。

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このローターをつける作業は、パチっと押してはめるだけなので、比較的簡単です。

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できた!

これで、車体がほぼ完成しました。

整流板の接着:接着部分を事前確認する大事さ

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ここからは、タイヤを設置してゆきます。

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「空飛ぶクルマ」なので、タイヤは不要なイメージもあります。

やはり着陸時に、しなやかに着陸するためにもタイヤは必要なようです。

また、水平走行するためには、タイヤは不可欠なのでしょう。

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ストローのような部材に透明なワッシャーをつけてゆきます。

このワッシャーは切り込みがあるので、そこを少し押してスッとパーツに差し込みます。

少しコツが必要なので、

これ、難しいよ・・・
出来ないよ・・・

と子どもが言うので、

ここを少し押すと、
この部分に隙間ができるね・・・

そして、この隙間に
棒を入れる感じだよ。

とコツを教えて、やってもらいますが、

う〜ん、
やっぱり出来ない・・・

と言うので、一つ目の前でやってみせて、続けて子どもに作ってもらいます。

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なんとか
出来た!

これで、車体はほぼ完成しました。

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ここで、風を受け止める整流板=「紙の板」をつけます。

裏側に付属の両面テープを貼って、

よしっ!
貼るね!

と貼ろうとするので、

テープを剥がして貼る前に、
貼る部分に当ててみよう。

そして、「どんなふうに貼るのか」
確認してから貼ってみよう。

うん!
こうかな・・・

あれ?
少し大きいね・・・

整流板の大きさが、車体の張る部分より少し大きいです。

もう一度、
説明書見てごらん。

う〜ん、あれ?
切るところ、間違えた・・・

整流板のカットする位置が一回り大きかったようです。

上の写真の時に、整流板に両面テープを貼ると「テープの長さが少し短い」です。

これを見た時、僕は、

これは、
少し短くしているのかな・・・

と思いましたが、「整流板の切断位置」の間違いでした。

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これで、正しい整流板の大きさに対して、両面テープはピッタリした長さで貼りました。

これで
良さそうだね。

何かを接着する時

・すぐに接着したり、貼ろうとしないで、「接着する・貼る」部分を、パーツを当てて確認

・「接着する・貼る」後にどのような状況になるかをイメージして、接着・貼る

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早速、3つの整流板を車体へ貼ってゆきます。

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少し貼りにくい部分もありますが、テープをはがす前に当たりをつけて、貼ってゆきます。

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2種類ある整流板で、いずれも「長方形の2辺を止める」タイプです。

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綺麗に
貼れたよ!

こういうのは、なかなか綺麗に貼るのが難しい時があります。

事前に「貼る位置」を確認したことが、良かったです。

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

どんどん貼っていって、もうすぐ完成です。

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出来たよ!
飛ばそう!

「なんとなく分かる」と「空飛ぶクルマ」を飛ばす体験

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早速、手回し発電機でグルグル回して、ローターを回します。

あっ!
回ったよ!

そして、ぐんぐん回転速度を上げてゆきます。

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あっ!
飛んだよ!

飛んだね!

子どもと一緒に、「飛んだ」事実を嬉しく思いました。

撮影していると、「空飛ぶクルマ」がこちら側に飛んでくることもあり、ローターが痛いです。

ちょっと
痛いね・・・

当たると「ちょっと痛い」くらい、グルグル回っているからこそ「飛べる」のでしょう。

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

とにかく、「飛ぶ」のが楽しいらしく、子どもはドンドン飛ばします。

あっ!
今度は、ここまで飛んだよ!

「飛んだ高さ」を比べて、一生懸命飛ばします。

どうして
飛ぶと思う?

う〜ん、
分からないけど・・・

子どもには先に付属の本を読んでもらいましたが、「飛ぶ」ことを理解するのは難しいです。

原理は比較的簡単ですが、「実際にモノが飛ぶ」のは不思議です。

この羽が回って、
空気を下に押すから、飛ぶんだよ。

ふ〜ん・・・
そうかもね・・・

あっ!
また飛ばすね!

とにかく、「実際に飛んだ」ことが目の前で体験することが最も大事です。

原理に関しては、子どもたちは「なんとなく分かる」でも良いかもしれません。

ここで、僕が説明書を読んでみて、「スライダーの位置」で飛び方が変わることを知りました。

ちょっと、
ここ読んでみて・・・

うん・・・
あっ、これで変わるんだ・・・

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

スライダーの位置を変えて、「飛び方」を色々と変えてみます。

中には、「天井近くまで」飛ぶ場合もあって、

見て、見て!
こんなに飛んだよ!

「飛ぶ」と言うのは「移動する」「動く」とは、全く違った楽しさがあります。

車体は小さく、骨組みだけなので小さいのですが、実に小さなモーターが動力です。

羽は大きくても、小さなモーターでこれだけ大きな車体が飛ぶのが不思議でもあります。

楽しいね!

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学研の科学:ロケットと電気分解(学習研究社)

ロケットの時と同様に、手回し発電機であることがポイントです。

「自分の手で回すと、それに応じて何かが動く」と言うのは、とても面白いです。

これが電池などで「自動」だと、スイッチをパチっと押して、「見ているだけ」になります。

それが、「自分で能動的に手回し発電機を回す」ことが、「動く」につながるのが、とても良いです。

今回の「空飛ぶクルマ」は、電池を乗せるとその重量分飛ばすのが大変になりそうです。

「手回し発電機」になったのは、そのことも理由かもしれませんが、子どもが積極的に参加するには良いです。

あっ!
今度はここまで届いた!

近未来に現実となる「空飛ぶクルマ」を作って、飛ばすことが楽しめる「学研の科学」。

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学研「空飛ぶクルマ」(新教育紀行)

子どもにも大人にも、とてもお勧めですので、ぜひ手に取って子どもと作ってみましょう。

基本原理は比較的優しいので、中学受験〜大学受験にも出題の可能性がありそうです。

受験生も、本だけ読んでみると良いでしょう。

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