「Gグループ中学志望の方へ 6」の話でした。
流水算:流れ・坂を描いてイメージ
今回は後半の「22年今年の一題」から、良問をご紹介します。
p38 愛光中[4]
平坦な道と坂道があって、流水算の応用問題です。
具体的な状況をしっかりイメージしましょう。
自分で、家・学校と坂道・平坦な道を描いて、そこを具体的に歩くことをイメージしてみましょう。
ただ「問題を解く」よりも、しっかりイメージすると算数が楽しくなり、結果的に学力アップにつながります。
こういう問題に対して、丸暗記して「流れが逆だと、その分引いて・・・」と考えるよりも「理解する」ようにしましょう。

状況をイメージして、簡単な絵を描く
p50筑波大附属駒場中
「文化祭」をテーマにした、面白い問題です。
「受付の窓口をする」状況が、イメージしやすく、興味深いです。
それぞれの生徒に、お客さんが並んで、「〜君のところに・・・・・」と状況を絵に描いてみましょう。
最小公倍数を考えますが、解答は文章がズラッと並んでいますが、受付窓口に人が行く状況をしっかり理解しましょう。
整理番号という「変化球」が登場しますが、こういう問題は「興味をもって」取り組んでみましょう。
この号では、最も面白く、学ぶことが多い問題ですから、しっかり理解しましょう。
プラモデルと部品
p54豊島岡女子学園中[4]
部品と製品の問題で、非常に面白いです。
プラモデル作る感じで、
この部品と
この部品で・・・・・
と楽しみながら解いてみましょう。

対象が2つならわかりやすいですが、対象が3つになると状況を理解するのが、難しくなります。
自分で簡単な絵を描いたり、表を作ったりして、
どのようにしたら、
自分が理解しやすいかな・・・
と考えて、「自分なりの解法スタイル」を早めに確立しましょう。
このスタイルは、それぞれの子どもの個性に合ったものであり、子どもによって大きな違いがあるでしょう。
「あなただけのスタイル」を持って、学んでゆくと、とても学力が上がるでしょう。