前回は「2022年のおすすめ時事問題〜SDGs 4:森林の現状〜」でした。
今回は身近な「住まいの話」です。

11番目に「住み続けられるまちづくりを」の目標があります。
近代化が進み続け、大勢の方が「都市に住む」傾向がずっと続いています。

2008年頃に農村部よりも都市部に住む人の方が多くなりました。
農村よりも都市の方が近代化されているため、様々なエネルギーが多く必要になり、公害も多くなります。
PM2.5による弊害が多くなったのも2010年以降で、日本でもよく言われるようになりました。

このマップを見ると、アジア・アフリカ地域が突出してPM2.5の密度が高いことが分かります。
この白書が出た後の現在、新型コロナの影響もあり「テレワーク推進」と「都市部から地方への移住・会社機能の移転」が増えています。
そのため、この「農村から都市部への移転」は少し緩和される傾向にあります。
「世界で最も人口が多い都市」は、どの都市かご存知ですか。
少し考えてみましょう。
ニューヨーク、ロンドン、上海・・・・・
色々と考えられます。

実は東京です。

少し意外に感じるかも知れません。
日本の統計では「東京の人口は1400万人程度」で、上記の統計の約3700万人とは大きく異なります。
これは日本の統計は「行政区による統計」であり、海外の「都市人口の考え方」は実態としての「都市の広がり」を基準にしているからです。
海外からみた「東京の人口」は首都圏が広がっている「東京から横浜や千葉にかけての首都圏一帯」と考えられています。
大阪も10位に入っています。
海外からはこのような視点で見られていることを、知っておくと良いでしょう。
上記の都市を暗記する必要はありませんが、データ等を出して考えるタイプの文章題が出ることは考えられます。