前回は「木の知育玩具 4〜親子で楽しむおすすめおもちゃ〜」の話でした。

「完成した!」と思ったら、輪ゴムが発射しないリボルバー。
分解して、
確認するから、見ててね。
ここは、僕が責任を持って分解して、直すことにしました。
かなりガッチリ固定されていますが、接着剤を一度も使用していないので、分解可能です。
手ではとても分解出来ないので、ニッパーなどを使用して、小さな隙間を少しずつ作って丁寧に分解します。

分解出来たね。
一枚一枚のベニアの型は薄いので、慎重に分解して、バネや引き手のところまで戻りました。
この引き手のあたりが
上手くいっていないはず。
「輪ゴムが飛ばない」のは、バネが関係する引き手周辺が「連動していない」ことが理由でした。
ここに輪ゴムを
かけたでしょ。
そうだね。

ここが、こう回転した時に
引き手を引いたら、動く必要があるね。
そうなの?
このあたりの仕組みは、まだ小学生低学年には難しいかもしれませんが、せっかくの機会なので説明します。

「うまく行かない」状態では、上の写真のように引き手を入れていました。
これだと、引き手と輪ゴムの部分が連動しないです。
説明書をよく読んでみたら、「引き手の出っ張り」と「親指で回転させる部分の出っ張り」に問題がありました。
これら二つのパーツの「出っ張り」が説明書と異なる「かかり方」だったのです。
正しくは、下の写真のような形になります。

よく読むと、
こうだね。
違うの?
微妙な違いなので、子どもには分かりにくいようです。
こうすると、
上手く連動するでしょ。
これで上手く発射できるはずですが、確認も含めて、パーツの連携をチェックします。
そして、子どもに「発射の仕組み」を説明します。
このパーツがこうなって、
すると、ここのパーツのバネがこうなるね。
こうして説明している最中に、一番長いバネがピョンと飛んでしまいました。
飛んじゃったよ。

3つのバネを使って、発射の仕組みが成り立つので、一つでもバネがなくなると大事です。
普通なら、
あ、探さなきゃ!
と大騒ぎになり、こういう小さなパーツが飛んでゆくと、「見つからないこと」も多いです。
でも、この工作の良いところは、「バネが2セットある」ことです。
3つのバネが「全て2つずつ」あるので、こういうことがあっても大丈夫です。
これは、子どもと製作するこういう知育シリーズでは、とても有難いことです。
一人で製作している時も、こういう「不測の事態」は起きますが、「子どもと一緒」だと「より起きやすい」です。
子どもの方に注意が向かっているからです。
工作シリーズやプラモデルでは「規格化」のために、パーツやネジが余ることが多いです。
一方で、こういう「なくなりやすいパーツ」に予備があることは、意外にも少ないです。
こういう「メーカー側のちょっとした心掛け」は、子どもと楽しむ親の立場からすると、とても嬉しいことです。

予備のバネを使って、もう一度確認します。
今回は、「飛ばないように」気をつけながら、
このツメとこのツメが
引っ掛かっているから・・・
と子どもに説明を試みました。
う〜ん。
そうかも。
なんとなく子どもも、仕組みを分かってくれたようです。

「これでちゃんと発射する」という確認ができたので、再びパーツを組み上げてゆきます。
これらの大きなパーツを留める小さなパーツは、外した時に付いたままなので、比較的早く復元できました。

今度は、
大丈夫?
子どもは、まだちょっと不安みたいです。
今度は
大丈夫だよ。
ちゃんと確認しているので、胸を張って子どもの不安をなくすようにします。

出来た。
輪ゴム飛ばしてごらん。
ちゃんと飛ぶね!
子どもは嬉しそうに、輪ゴムを発射して遊びます。
このRobotimeのリボルバーの良いところは、「標的も一緒に付属している」ことです。
ちゃんと机の上なので立つような標的が3つついているので、すぐに遊べました。
ああ、良かった。
一緒に作成している親としては、一安心です。
本当は「一度でちゃんと作成できる」方が良いかもしれません。
でも、こうして「失敗しても、直せる」経験もまた良いと思いました。
算数の図形問題で、多くの方が「良い補助線をどう見つけるか」悩みます。
これには「コツがある」といえばありますが、一番良いのは「色々と補助線を自分で引いてみる」ことです。
すると、「これが良さそうだ」という勘が磨かれてきます。
そうした「自らの経験による勘」の方が、「教わるノウハウ」よりも大事です。
上手く行かない時は、「またやってみる・トライしてみる」姿勢を子どもには身につけて欲しいです。