前回は「合格目指して 1〜第一志望へ〜」の話でした。
基本方針として「第一志望を確定して、変更しない」大事さの話でした。
受験においては、第一志望に合格することが望ましいです。
特に、僕は新教育紀行の読者の皆様には、ぜひ第一志望に合格して欲しいと考えます。
しかし、「必ずしもそうはいかない」のも現実ではあります。
第一志望校の合格ラインに対する「自分のレベル」にもよります。
今回は、第一志望に合格できる可能性が「まあまあある」方向けの話です。
「まあまあある」と記載したのは、合格判定に対する考えが様々であるからです。
判定としては、B〜C判定、あるいは「40~70%程度」の方としましょう。
「40〜70%」というのは「だいぶ差がある」と考える方もいらっしゃるかと思います。
現実は「紙一重の違い」でしょう。
これから当日まで「どのように学力が上がるか」、あるいは「当日の体調」も影響します。
本来は「A判定=80%以上」が望ましく、誰しも
もっと良い判定が欲しい。
あと5点で、
80%〜だったのに・・・
と悔しい思いをします。

第一志望がこのくらいの判定だと、少し悩む方が多いと思います。
本人も悩むでしょうが、特に親御様は気が気でないでしょう。
第一志望に
ぜひ行かせたいけど・・・
ちょっと不安だわ。
うちの子、大丈夫かしら。
と悩むお母様は多いものです。
第一志望は「かなり難しい」ラインでなければ、ぜひ「行きたい学校」を受けて欲しいと思います。
その上で、「少しハードルが高い」ならば、「第二志望は少し安全圏を狙う」のが最善でしょう。
「第一志望は妥協しない。でも、第二志望で抑える」ことは、非常に戦略的思考であると考えます。
ある意味「当たり前」なのですが、「当たり前のこと」が、なかなかできないのが実社会でもあります。
このように、「第一志望で多少挑戦しても、第二志望で」というのは、お子様の精神も安定するでしょう。
その上で、
第一志望目指して、
頑張ってやってみましょう。
と、前向きに子どもを励ますのが良さそうです。
具体的な内容がなく、ただ
頑張って!
と言われても、大抵の子どもは「すでに頑張っている」のです。
これ以上、何を
頑張れば良いのかな・・・
と子どもは悩んでしまうでしょう。
また、模試などの判定が思わしくなかったら、比較的良い科目を誉めてあげましょう。
社会は、もう少し。
でも、あなたは算数が
良くできているわ。
算数が良ければ、かなり大きなアドバンテージとなります。
だから、大丈夫!
社会は、もう少し
暗記を固めましょう。
算数でも理科でも社会でも国語でも、一科目でも良い科目があったら、ぜひ誉めてあげましょう。
そうすることが、モチベーション持続につながり、合格へ一歩ずつ向かう道です。