前回は「合格へのポイント〜親と子の思い・志望校をリアルにイメージ〜 」の話でした。
イメージする大事さ
今回は「リアルにイメージすること」が合格へつながる話です。
まずは、受験から少し離れて、一般論の話をご紹介します。
「イメージすること」は仕事や研究においても、極めて大事なことです。
「イメージ」というと絵画・彫刻・建築など「創作物」に関わる人を想起されるかもしれません。
ものづくりに限らずサイエンスの研究でも、営業活動でも大事だと思います。
自らが持つイメージが、完成した・成功したかのように考えることは大事です。
京セラ創業者・稲盛和夫氏の考え方
著名な経営者・セラミックスの研究の第一線にいた稲盛和夫氏。
稲盛氏は、「生きる」などの著書で繰り返し述べています。

稲盛氏は、若い頃に米国IBMから受注を受けた際に、非常に苦労しました。
当時の日本の一般的な考え方に比較して「その異常なまでの精度の高さ」に非常に苦労したそうです。

この精度は異常に高すぎる・・・・・
我が国では考えられないレベルだ。
セラミックスを焼成する過程で、稲盛氏をはじめとする京セラの社員は、実に様々な試行錯誤をしました。
実物が成功する前に、稲盛会長の頭の中にあったもの。
それは、「極めてクリアなイメージ」でした。



こうすれば、
上手くいくはずだ!



あとは
念ずるのみ!
稲盛会長が非凡な人物であるのに加えて、「若い」といっても20代〜30代の話です。
まだ小学生には、少し難しく感じるかもしれません。
イメージって
何?
「合格のイメージ」=「その志望校に通っているような想像」です。


合格する学校をイメージ
親には「志望校のイメージ」を明確に抱いて欲しいと思います。
そして、子どもはまず「合格する」「合格できる」と考えることが大事です。
合格
できないかも・・・
とは絶対に思わず、
絶対に合格
できる!
と思いましょう。
ポジティブな気持ちを持った方が良いと思います。
「志望校へ通うイメージ」を持って「合格する・できる」と強く思うことです。
そして学力を着実に上げて、合格へつなげましょう。
模試などでの合格判定が思わしくない時、
もっと早く
受験勉強始めていれば・・・
など、考えることがあるかもしれません。
そう考えても、合格に結びつくことはないでしょう。
それよりも、志望校をまっすぐ見て、最後まで懸命に取り組んでみましょう。