前回は「受かる子の気持ち・考え方・不安な時〜チャーチル:「チャンスを見出す」〜」の話でした。
本番での心構え

今回は、本番での心構えとテストへの姿勢です。

天才とは
1%のひらめきと
99%の汗である
英語の原文は、Inspiration(ひらめき)とPerspiration(汗)の後半が同一なのでより印象的なのです。
日本語では「ひらめき」と「汗」の言葉に、特に音感的な連動性がないので、この言葉の良さが少し減ります。
それでも、日本語の意味を考える時、大変意義深いです。
「寝るか実験するか」の人生であったエジソン。
この言葉は、



私は、起きている間は
ずっと実験し続けているんだ!
という「エジソンででなければ、言えない言葉」です。
そこまではいかないとしても、努力の大事さを物語っています。


太陽光線を一点に集める


エジソンと同様に有名で、電話を発明したグラハム・ベルが下記のような名言を残しています。



目の前の仕事に
専念せよ!



太陽光線も一点に集めなければ
発火しない!
この言葉も大変意義深いです。
多くの子どもは小学校の理科実験で、ルーペで太陽光線を集中させて、紙を焦がす実験をやってことがあるでしょう。
そのイメージを思い浮かべてみましょう。
何事も集中させなければ、大きな成果は上がらないのです。
ですから、試験当日は「雑念を払って目の前のテストに一点集中」が最も大事です。
全体を見渡す
一方で、テストは「一点に集中しないで、満遍なく全体を見渡してみる」が大事です。
大きな成果を挙げる人物になるためには、ひたむきな努力をして、「一点集中する」ことが大事です。
それに対して、「満遍なく問題を見渡して、解いた方が有利」は、反対の論理でもあります。
これは、「限られた時間で複数の問題を解く」形式の入学試験の特徴であります。
特に算数では、あまりに一題にこだわってしまい、他の問題を解く時間が少なくなることは避けたいことです。
難しい・・・
出来ない・・・
と感じた時、他の問題に移ってみたら、
あっ、
これは出来る!
他の問題が、意外と簡単かもしれません。
そのためには、平常心で試験開始後、落ち着いてゆっくり問題を見渡しましょう。
記述式なら良いのですが、答えのみの試験で「考え方はあっているのに、計算ミスで間違える」こともあります。
落ち着いて、試験本番では出来るだけ「計算ミス」や「単純ミス」は避けましょう。
これらの「ミスを防ぐ」最も大事なことは、「平常心」や「落ち着いた気持ち」です。
落ち着いて「気持ちは一点集中。問題を解くのは一点集中ではなく、落ち着いて、全体を眺めてみる」が最良です。
その予行練習もしながら、受験の一年を過ごしましょう。