子供の個性 2〜個性と学力〜|子供の教育と中学受験

前回は「子供の個性 1〜個性認めない日本の教育〜」の話でした。

天才ドラマー「よよかさん」の話を例に、日本の教育の問題点を考えました。

ドラマーというと、音楽家や芸術家・アーティストの部類に入りますから、少し特殊な例になると思います。

しかし、こうした才能の優れた子供、異能を持つ子供が「居心地が良くない」教育は問題であることは間違い無いでしょう。

欧州や米国の教育が、日本の教育よりも優れていることは、随分と前から言われています。

しかし、日本は一向に良くなる気配がないのが実情です。

ならば「どうすればよいのか」という話になります。

この「よよかさん」のように海外へ行くのも一つの手ですし、特に大学以降は海外進学も良いかもしれません。

医師などの国家資格を要する職業に就きたい方で、

日本で活躍したい。

日本で過ごしたい。

方は、日本の大学に行く必要があります。

短期間でも留学したり、海外へ旅に行って様々な経験をすることは、とても良いことだと思います。

f:id:Yoshitaka77:20220404105249j:plain

しかし、それは基本的には大学以降の話となります。

最近は、「第三次中学受験ブーム」とも言われます。

それは「低レベルな日本の教育」に対する反動でしょう。

「独自の教育理念・カラーを持つ中学・高校へ大きな期待」を持つ親が多いのでしょう。

本来ならば、日本全体の教育がもっと個性を重視したり、ディベートをするようと良いのです。

「自分の意見を伝える」ことを奨励する環境に変化することが望ましいのです。

しかし、文科省が大きく変わらない限り、それはなさそうです。

こうした「日本の教育のレベルの低さ」に対して、様々な中高一貫校は、それぞれ独自に工夫しています。

その一つが、麻布中学の今年の入試問題だったと思います。

優れた人物を多数輩出している麻布中からは

日本の教育が変わらないなら・・・

麻布から
日本の教育を変えてみせる!

くらいの気持ちを、この問題から感じることができます

本来、子供は100人いたら100人異なるのです。

教育はある規範があるべきですが、全て個性が異なる子供たちを「皆一緒になるように」育てることは問題です。

そして、その子供たちの個性を見ずに「点数」や「偏差値」でレッテルを貼って優劣をつけること。

それは、多くの子供たちにとっては「息苦しい環境」とも言えるでしょう。

この意味で、最も大事な中学〜高校の時代を、「独自の教育理念・カラー」を持つ学校に通うことは、良さそうです。

中学受験は大変ですが、「個性を大いに活かすこと」のは良いことと思います。

中学受験されるご家庭は、そうした各学校の「教育理念・カラー」と子どもの個性をよく考えて、

うちの息子には、
A中学が合いそうだ。

と「子どもに最も合う」志望校を決定するのが良いと思います。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次