楽しく工作しよう 5〜電池ボックス作成・「電線を見る」機会・金物で電線を留める・プラスとマイナス・基本をしっかり理解してイメージする姿勢・タミヤの子供向けプラモデル・楽しい工作シリーズ・知育玩具〜|子どもの教育

前回は「楽しく工作しよう 4〜モーターとギヤボックスが連動・遊んで育む創造力・知育玩具・ギアの動きを確認・仕組みを知る姿勢・丁寧に取り組む姿勢・おもちゃ作りと勉強・楽しい工作シリーズ〜」の話でした。

目次

電池ボックス作成:「電線を見る」機会

タミヤ 楽しい工作シリーズ

ギヤボックスとモーターを本体につけたので、いよいよ電池ボックスを作ってゆきます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

スイッチについている黒と白の導線(電線)があります。

まずは、本体の穴に導線を差し込んで、電池ボックス側に配線を通します。

色が分けられているのは、「プラスとマイナスを間違えないように」配慮されていて、分かりやすいです。

導線の先端部分のカバーをとって、電池に接続します。

この先の部分のカバーを
取ってみて

出来るかな。

カバーの一部が切断れているので、このカバーを取れば、電線が姿を現します。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

僕が小さかった頃も、タミヤのシリーズを作りましたが、当時はこのような切れ目がなかったように思います。

外側のカバーに、ニッパーなどで少し切れ目を入れて、カバーを外すのですが、意外と難しいです。

慣れるまでコツが必要で、「全部切ってしまう」ことも多いので、導線がどんどん短くなることもありました。

そういう「失敗」もまた経験で、必要なことだと思います。

ここでは、小さな子供でも出来るように、切れ目が入れてあるのは「子供向けプラモデル」としてとても良いです。

あ、出来た。

これが、
電線かな?

電気を使用するもので囲まれている日常生活ですが、なかなか「電線を見る」機会は少ないです。

電線って、
ピカピカして細いんだね。

そうだね。
こちらも外してみて。

金物で電線を留める:プラスとマイナス

タミヤ 楽しい工作シリーズ

白の導線から電線が出てきて、黒い導線もカバーを外しました。

次に、電池ボックスの金物をつけてゆきます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

金物はプラス、マイナス共に、「導線と接続する金物」と「電池と接触する金物」に分かれて、重ねて止めます。

基本的な仕組みと思いますが、こういうところも「しっかり再現」するところがタミヤの良いところです。

これで
いいの?

まだ、押さえる金物をつけていないので、不安定なので、子どもも少し不安そうです。

大丈夫だよ。
説明書の続きをやってみよう。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

「接続用金物」の前面に「電池のプラス用金物」を差し込んで、止めます。

出来たよ。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

上の写真で、右上の電池プラス部分の金物が二重になっています。

次に、マイナス側も同様に作ってゆきます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

ちょっと難しかったけど、
出来たよ。

これで、電池ボックスが出来たので、導線を接続します。

この小さな穴に、
電線を差し込んでみて。

難しそうだけど・・・

タミヤ 楽しい工作シリーズ

直径2mmほどの穴に、細い電線の束を差し込みます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

慎重に電線をスッと差し込んでみます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

出来たよ。

少し難しく、初めての経験ですが、なんとか出来ました。

ここで、電線を金物に、ゴム状のパーツで止めます。

これは、
出来ないよ。

これは、難易度が高いので、僕がやりました。

基本をしっかり理解してイメージする姿勢

タミヤ 楽しい工作シリーズ

今、このゴムで
止めるから見ていて。

電線をしっかり金物にとめて、電池ボックスとモーターが導線でつながりました。

これで、モーターと
電池がつながったね。

色々なモノを実際に見る・体験することは、非常に大事です。

小学校の理科実験でも、電気・電流などの実験があるでしょう。

実際に体験せず、「電圧=電流 x 抵抗」と言われると、子どもは、

つまらない・・・

と感じるでしょう。

電気・電流を考えるときは、電圧を主体に考えれば良いのですが、電圧・電流・抵抗の3つが登場します。

さらには、「直列・並列」や「合成抵抗」が出てくるので、多くの子どもは混乱してしまい、

電気は難しい・・・

と感じてしまいます。

このような工作を小さな頃にしておくと、理科で学ぶことが理解しやすくなるでしょう。

受験生は、このような工作をする時間はないでしょうから、記事を読んでイメージしていただくと良いでしょう。

そして、身の回りの電気製品を見て、「コンセントから電圧がかかり、電流が流れる」ことをイメージしてみましょう。

電気、ばね・てこなどは、基本をしっかり理解して、イメージする姿勢が大事です。

そのように「しっかり理解」すれば、応用問題でも出来るようになります。

様々な問題では、文章題にして電池、電球、コンデンサーなどが登場して「アレンジされて」います。

基本が理解できていれば、どのような「アレンジ」にも対応できるようになるでしょう。

新教育紀行

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