「恐竜の世界」広がる福井県立恐竜博物館〜「人の往来」と「恐竜の往来」が盛んだった福井県・「卵の中の世界」と「卵の外側のかたち」を体験〜|福井県立恐竜博物館1・子どもと旅

前回は「由緒正しい屋久杉と大自然を味わえる屋久島〜「島国・日本」を実感する海の旅・14,000以上の島から成る日本・屋久島から日本を見続けて千年の千年杉〜」の話でした。

目次

「人の往来」と「恐竜の往来」が盛んだった福井県

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

昨年の2023年夏に、家族旅行で福井県の福井県立恐竜博物館を訪れました。

読者の方の中にも、訪問したことがある方がいらっしゃると思います。

多くの子ども達から大人に大人気の恐竜博物館は、2023年にリニューアルオープンを迎えました。

大きな卵の建物に、小さな卵の建物(写真右手)が増築されました。

新教育紀行
国立科学博物館:恐竜の骨格(新教育紀行)

上野の科学博物館の恐竜の展示は、かなりの迫力で子どもは大好きです。

科学博物館の企画展を訪問することが多いですが、その後は必ず、

今日も
恐竜見に行く!

と、我が家の子どもは「いつも恐竜」です。

恐竜博物館のことは昔から知っていたので、

この恐竜博物館、
行ってみたい?

と尋ねると、子どもは、

うん!
絶対に行きたい!

と昔から言っていましたが、なかなか訪問する機会がありませんでした。

東京から福井県はそれほど遠くないですが、「行こう!」と思わないと、なかなか行かないものです。

そこで、ちょうど、福井県立博物館が、

今年(2023年)7月に
リニューアルオープンを迎えます!

というアナウンスがあり、

恐竜博物館が
新しくなったから、行こうか!

やったー!
行く!

ということで、福井県に向かいました。

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旧日本地図(古地図専門店)「前」「中」「後」の国名(新教育紀行)

昔は「越前」という名前(国名)だった福井県。

「えちぜん」という語感が、なんとなく重々しくて「カッコいい」と筆者は思います。

という国名は「山をえる」で、新潟県から富山県周辺に広がる山々が地名の元です。

過去、同様の語源による国名・越(富山県)、越(新潟県)がありました。

歴史的には、日本海の航路の中心である敦賀港や三国港があり、非常に重要な地でした。

そのため、古来から「人の往来が非常に多かった」のが、この越前国=福井県です。

この「人の往来」は、中国大陸などとの人の往来もあったようです。

日本で「最も恐竜の化石が発掘される」ということは、「最も恐竜がたくさんいた」可能性が高いです。

時代は異なりますが、「人の往来」同様に

ひょっとしたら、
「恐竜の往来も盛んだった」のかな?

そんなことを考えながら、福井県に向かって恐竜博物館を訪問しました。

「恐竜の世界」広がる福井県立恐竜博物館

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

エントランスを入ると、大きな吹き抜け空間をエレベーターで降りてゆきます。

「恐竜の世界」へ向かっていく演出で、

もうすぐ、
恐竜がたくさんいるんだね!

子どもは興味津々です。

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

真っ直ぐ向かった先が「恐竜博物館の目玉の展示空間」ですが、

あれを
見に行きたい!

と、子どもは「脇道にそれたくなる」のが常です。

じゃ、あっちを
見に行ってみようか。

大きい
恐竜だね!

次は、
あっちに行く!

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

少し寄り道をしながら、ついに「恐竜博物館の中心の目玉展示」にやってきました。

たくさん、
恐竜がいるね!

最も大きな卵の建物の内部の空間が、「メイン展示室」になっています。

そのため、卵型の雄大な空間に、恐竜の骨格展示が広がり「恐竜の世界」が生まれています。

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

こっちも、
恐竜がいるよ!

卵型の空間の内部では、スロープなどで様々な角度から恐竜の展示を楽しむことが出来ます。

恐竜好きの子どもから大人の方にとっては、たまらない空間でしょう。

「卵の中の世界」と「卵の外側のかたち」を体験

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

メインの卵型大展示室の内部空間です。

かなり広角のカメラで撮影しましたが、「恐竜で溢れる大空間」です。

科学博物館などももちろん良いですが、展示室の空間は「普通の少し広い部屋」です。

対して、この福井県立恐竜博物館は「全く異質の展示空間」であり、

こういう、思い切った
展示空間を体験するのも良いことだな・・・

と思いました。

子どもは、

この恐竜も
すごいよ!

「とにかく恐竜、恐竜」で、この広い展示室をいろいろ動いて、見て回っていました。

この日は、この恐竜博物館のために、朝から夕方まで時間を取っていましたが、

もっと見たい!
今度はあっち!

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

恐竜の化石発掘に関連する、様々な石の展示もあり、非常に多岐にわたる展示内容です。

このように、「実際に触れることが出来る」展示は、子ども達にとって貴重な体験だと思います。

こっちの石を
触ってごらん。

なんか
ゴツゴツしているね。

このように「見る(視覚)」だけでなく「触る(触覚)」の体験は、大事です。

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

この日は暑かったこともあり、恐竜博物館の上に登る人はほとんどいませんでした。

せっかくなので、

ちょっと上に
上がってみようよ!

うん!
行ってみる!

子どもと一緒に上がってみました。

「建物の上に上がる」経験は、意外となかなかないので「探検みたい」な気分です。

これが、さっきの卵の
部屋なの?

そう。
この大きな卵の中にいたんだよ。

恐竜博物館の端の方から、スロープを上がると建物の上に上がれるので、ぜひ上がってみて下さい。

建物の内部と外部を体験する機会は、なかなかありませんが、こうして見てみると、

この中に、
さっきの恐竜がいるんだ・・・

「卵の中の世界」の後に「卵の外側のかたち」を体験するのも、面白いです。

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福井県立恐竜博物館(新教育紀行)

増築された「小さな卵」の中の空間も、「恐竜の世界」が広がり続けます。

卵の建物に「さらに卵の建物を増築する」という考え方は、非常に分かりやすいです。

この日は「子ども向けの体験学習」などもあり、朝から閉館までずっと恐竜つづきの日でした。

楽しいだけでなく、色々な発見が出来る「恐竜の世界」の福井県立恐竜博物館。

ぜひ、リニューアルされた福井県立恐竜博物館に子どもと一緒に訪れてみて下さい。

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