前回は「活気あふれる麻布中高の文化祭〜「麻布らしい」個性派たち・文化部の活動が活発な麻布中高・2024年春の文化祭・不思議な味の麻布伝統の味の油そば〜」の話でした。
校地がとても広い栄光学園
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko104m.jpg)
2024年5月11日に栄光中学校・高校の文化祭「栄光祭」を訪問しました。(開催は5月11・12日)
母校の武蔵中高の記念祭(文化祭)に続けて、麻布中高の文化祭を子どもと訪問して、
文化祭って、
楽しいね!
「中高の見学」というよりも、純粋に楽しんだ子どもたち。
そして、筆者自身も楽しんだので、
春開催の文化祭は
もうないかな・・・
ほとんどは「秋開催」の文化祭は、春は少なめですが、探してみると、
栄光が
やるんだな・・・
大学の同級生に栄光卒の方が数名いましたが、皆大変しっかりした優秀な方で好感を持っています。
よしっ!
栄光に行ってみよう!
もう一回、
文化祭行ってみようか!
うん!
行ってみる!
そして、初めて栄光学園を訪問することになりました。
調べてみると、
学校の敷地が
すごく広いな・・・
大都市の中高の中では、「学校の広さではNo.1」のつもりの武蔵卒の筆者。
ネットで調べてみると、武蔵中高より栄光中高の方が遥かに広いです。
武蔵よりこんなに広いとは、
どんな学校だろう・・・
武蔵中高は武蔵大学と同じ敷地にあり、中高と大学の境界はありません。
そのため、「大学の敷地をどう考えるか」次第で、武蔵中高の広さは大きく変化するでしょう。
いずれにしても、神奈川県にあって「とてつもない広さ」を持つ栄光中高。
これはとても
面白そうだな・・・
神奈川の超名門である栄光であると同時に「すごく広い学校の敷地」に興味を持ちました。
大船駅から徒歩15分ほどの栄光学園は、行きはバスで向かいました。
駅の反対側は商店街ですが、栄光側(西側)はすぐに山道のようになります。
自然溢れる栄光中高の文化祭:「栄光らしい」しっかり者たち
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko109m.jpg)
エントランスに入ると、栄光中高生がパンフレットを渡してくれました。
このあたりは、武蔵中高・麻布中高と同様ですが、大きな違いは「制服を着ていること」です。
こうして、見るだけでも制服による統一感がしっかりあります。
筆者自身、武蔵中高出身で「制服がない」人生を過ごしてきたので、
秩序というか統一感があって、
制服もいいな・・・
と思いました。
おはよう
ございます!
おはよう
ございます!
挨拶もしっかりしていて、皆、顔立ちが「しっかりしている」感じです。
「しっかり者」の典型みたいな学生が多く、とても好感が持てました。
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko112m.jpg)
比較的最近に改築された栄光学園の校舎は、木造の部分も多い建築です。
そして、北棟と南棟の間には、すっきりした中庭・広場のような広大な場所があります。
この学校って、
広いね!
僕の小学校より
広そう!
気持ちの良い
校舎だね!
こういう広々とした校舎と空間で過ごすと、本当に「のびのび」成長しそうです。
開放感溢れた校舎を歩いていると、
僕達、あちらで
展示をしているので、見に来てください!
と元気に声をかけてくれます。
中には、
分からないことがあったら、
聞いてください!
と声を張り上げて「インフォメーション役」をやっている学生もいました。
学校の指導もあるかもしれませんが、こんなに積極的に「話しかける」学生が多いのは珍しいです。
麻布中高生も、「声をかける学生が多い」のは同様でした。
栄光中高生は、「しっかりサポートする」感じで、ここにも「しっかり者」らしさが出ています。
自分達で生き物を捕まえる活発な栄光生:「栄光産」の生き物たち
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko163m.jpg)
早速、生物部に行ってみました。
数多くの生き物がたくさんいるのは、「他の学校と同じ」ですが「他の学校と全然違う」点があります。
それは、
このアゲハチョウは
栄光で捕まえました!
ここで展示されている生き物たちの大部分が、「栄光内で捕まえた」生き物のようです。
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko127m.jpg)
中には「栄光産」のアオダイショウまでいて、この蛇も自分達で捕まえたのでしょう。
みんな、栄光の敷地内で
僕達が捕まえました!
蝶を捕まえるのは、実際なかなか難しいことです。
他にも様々な「自分達が学校内で捕まえた生き物」がいました。
大きな女王蜂がいるので、
この女王蜂は
どうしたの?
と尋ねてみたら、
僕が
捕まえました!
と部員の方が言いました。
「女王蜂を捕まえる」というのは、とても危険そうなので、
えっ?
どうやって捕まえたの?
こっちの大きな網で
捕まえました!
本当に「自分自身で女王蜂を捕まえた」らしく、その実行力と勇気に脱帽です。
女王蜂を
自分で捕まえるのはすごいね!
ここで、先ほどから「栄光産」が多数いるので、「どこまでが栄光なのか」が気になりました。
ところで、栄光って、
どこまで学校の敷地なの?
このあたり
一帯です!
![New Educational Voyage](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240511Eiko167m.jpg)
そして、窓の外を指差した生物部員の生徒は、
あの裏山は栄光では
ないようですが、よく行きます!
たくさんの生き物たちが
いるんですよ!
とても楽しそうに、裏山のことを話してくれました。
「とてつもない広さ」に改めて驚きますが、普通は「学校の境界がある」はずです。
それでは、あのあたりまでが
栄光学園で、境界はどうなっているの?
と尋ねると、
え〜と・・・僕達も知らないですが、
「あのあたりまで栄光」です!
フェンスとかは
ないの?
フェンスなどは
ないと思います。
どうやら「学校内と学校外の明確な境界ライン」がないようです。
これは「なかなか考えにくい状況」ですが、生徒が言うのですから本当なのでしょう。
「校地の境界が曖昧」で「裏山など全体が全て学校」のような栄光学園。
この「のびのび過ぎる」環境の中で、しっかりした学びを続けている栄光生たち。
大学同期の栄光卒の方々の「キビキビしっかりした優等生」の雰囲気。
その源泉は、ここにあるように思います。
最初に訪問した生物部だけでも「新鮮な驚き」が沢山あった栄光学園の「栄光祭」。
他にも物理部・美術部なども興味深い展示が多く、別の機会にご紹介します。
「類い稀なる特別な校風」を持つ栄光学園。
神奈川周辺の中学受験を考えている小学生・親は、栄光祭など一度訪れてみることをお勧めします。
次回は下記リンクです。