総合力を上げる学び方〜暗記の確認・声に出して読む・理解力を確実に・よく噛むように考える・総合力を固める姿勢|中学受験

前回は「着実に得点を上げる姿勢〜問題がうまく解けない時・初めてみる問題・実験して「状況を把握」する・自分が解く問題をうまく選ぶ・問題文全体を見渡す姿勢〜」の話でした。

目次

暗記の確認:声に出して読む

武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

首都圏の多くの方が、本命受験を迎える2/1まで10日あまり。

超直前期となりました。

知識を問う暗記問題は、これまでに覚えたことを総復習しましょう。

そして、「少しでも細かな知識を加えてゆく」のが良いでしょう。

「直前に勉強したことが出る」場合もありますが、総合力を磨きましょう。

出島(Wikipedia)

流れが大体頭に入っている歴史などは、人物・単語などの総復習をしましょう。

「声に出して読む」のも良いでしょう。

参考書などを「ただ読む」よりも、声に出して、

徳川(江戸)幕府は、
対外政策として、長崎の出島で・・・

と参考書の説明などを「声に出す」と、明確に「出島」という言葉が頭に入るでしょう。

理解力を確実に:よく噛むように考える

問題13考え方(新教育紀行)

算数は「理解力」を確実にすることが、一番良いです。

難関校・最難関校志望の方は、算数は「多くの問題を解く」より「じっくり取り組む」のが良いです。

「よく噛んで食べる」イメージで、しっかり取り組んでみましょう。

最後に、培ってきた理解力を大きくアップさせましょう。

図形の問題とニュートン算の問題は、一見ほとんど関係ありません。

ところが、「ある容器に物が入っていて、そこに水を入れる」という時は図形的思考が必要です。

このように、「様々な分野をまたがる応用問題への解決力」をしっかり養いましょう。

総合力を固める姿勢

てんびん算の考え方(新教育紀行)

様々な考え方・解き方を、もう一度総復習してみましょう。

ここは、
こういう風に考えるのがポイントだな・・・

この問題は、
ここをこういう視点からみると・・・

とても
わかりやすくなる・・・

算数の問題の「ポイント・コツ」は、多くの場合は受験生によらず「共通」である傾向があります。

一方で、受験勉強の間、様々な学びをしてきた方々の「個性的な考え方・思考力」が身についています。

「この問題は、こう考えるのが良い」ではなく、

僕は、
こう考えるのが分かりやすいかな・・・

と、人それぞれの算数に対する「個性的思考」があれば、それを大事にしましょう。

最後の時期に波紋が広がってゆくように、「様々な考え方・総合力が固める」ことを目指しましょう。

もう
時間がない・・・

と焦らずに、じっくり取り組んでみてましょう。

「冷静な気持ちで当日算数に取り組む」イメージを大事にしてみましょう。

そして、合格へ向かってゆきましょう。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次