かっ車の考え方 2〜描いて理解しよう・コツと考え方〜|中学受験の理科

前回は「かっ車の考え方 1〜描いてみよう〜」の話でした。

なかなか難しい「かっ車」の問題。

動かっ車と定かっ車が、いくつか組み合わさった問題もたくさんあります。

かっ車がたくさんあると、
分からなくなるよ。

かっ車がたくさんあると、「かっ車がどう動いて、どこにどう力がかかるか」が分かりにくいですね。

力や電気の複雑な問題は、基本をしっかり押さえて、少しずつ考えれば、必ず出来るようになります。

「描いて、イメージして」基本を理解しましょう。

今回は、前回の「定かっ車」を、斜めから引っ張りましょう。

これは、知ってるよ。

前回と、どのように状況が変わるでしょうか。

前回同様に、矢印を描いたりして、しっかり理解しましょう。

「100gのおもり」には、重力で下向きに「重さ」がかかりますから、矢印を描きましょう。

まずは、斜めに引っ張る時の「必要な力」を考えましょう。

糸の両側を考えてみましょう。

左側の端には「100gの重さ」がかかり、右端を引っ張りますから、「同じ長さ=同じ力」になります。

次は、引っ張る長さですね。

前回同様に、「おもりが移動する」状況を描きましょう。

糸全体の長さは変わらないので、「移動する距離=水色の長さ」と「引く長さ」は同じになるはずです。

結果は知っていたけど、
こうやって描くとよく分かる!

理科の生物分野は「暗記」が多いです。

力・電気・ばねなどの力学分野は、「この場合はこう」と暗記するのではなく、基本をしっかり押さえましょう。

そして、「問題ごとに基本に戻って考える」姿勢がしっかり身につけば、全て出来るようになるでしょう。

問題をパターン分類・暗記した時、ある程度学力は上がります。

しかし、そういう姿勢が身につくと、中学受験は突破しても、その後に弊害が出ることがあります。

その後の中高での学び・大学受験において、理解力が下がる可能性が高いです。

「しっかり考える姿勢」を身につけて、学力もしっかり上げましょう。

次回は「動かっ車」を考えてみましょう。

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