子どもの学力を上げる方法〜日常生活で選ぶこと・「自分で選ぶ」大事さ・「選択の連続」である「それぞれの人生」・向上心から「やる気」へ〜 |子どもの勉強・中学受験

前回は「学力を上げる学び・勉強法〜頭の良さを育み、成績アップさせる方法〜」の話でした。

目次

日常生活で選ぶこと:「自分で選ぶ」大事さ

新教育紀行
公園のシャボン玉(新建築紀行)

未就学児や小学生の子どもと一緒にご飯食べるときや、お菓子をあげる時を考えてみましょう。

子どもには「何かを選ぶ」様にしたもらうと良いでしょう。

アイスをあげる時は、二つか三つ見せて、

どれがいい?

と選んでもらうと良いと思います。

う〜ん。
これかな・・・

子どもは子どもなりに一生懸命考えて「自分で選ぶ」でしょう。

もし、親が

はい、
お菓子たべたら。

と「お菓子を一方的にあげる」だけでは、子どもは、

うん。
これ食べるね。

ただ「もらったものを食べる」という受動的姿勢が育ってしまうと考えます。

食事では決まっていることもありますが、最近流行りのテイクアウトなどでは、

唐揚げが
いい?

ハンバーグ?
どっちかな?

う〜ん。

他の料理でも
いいよ。

色々考えてもらいます。

「選択の連続」である「それぞれの人生」

ちょっとした日常のことでも、「考えて選ぶこと」は育てられると思います。

小さなことでも「与えて終わり」では、子どもは受動的になってしまいます。

能動的にいきる、主体性持って生きて欲しいのでしたら、身近なことから始めてみましょう。

考えてみれば、人生は選択の連続です。

人生の選択

どこで遊ぼうか。

どこの小学校・中学校へゆくか。

誰と友人として付き合うか。

どこへ旅行にいくか。

どこの大学に行くか。

大学院へ進学するか、就職するか、あるいは留学するか。

どの会社に就職するか。

誰と結婚するか。

どこに住むか。

「人生は、選択で決まっている」とも言えます。

子どもの学力を上げる方法:向上心から「やる気」へ

新教育紀行
問題13:二つの正方形(新教育紀行)

子どもたちは少しずつ成長するにつれて「問題を解く」能力を上げる必要があります。

いわば「問題解決能力の高さ」が中学受験・高校受験・大学受験では求められます。

「問題解決能力が高い」ことが「本人の能力」に直結するかどうかは、様々議論があります。

こうした「単に問題が解ける能力」ばかり上げる教育は「考えもの」だと思います。

ただ「問題解決能力をひたすら上げる」のは好ましくないですが、「ある程度は上げる」のが良いでしょう。

これらの「問題解決能力」は、ある程度は何らかの想像力・創造力につながる側面があるでしょう。

上のような図形問題では「補助線を引く」ことが必要です。

新教育紀行
問題13:図形の補助線の考え方(新教育紀行)

この時、

この補助線を
思いつくこと!

と習うと、

この補助線が
思いつかないと解けないんだ・・・

と子どもたちは考えるでしょう。

補助線には「見通しが良い補助線」と「見通しが良くない補助線」があります。

それらは、「補助線を自分で引いてみると分かる」ことが多いです。

「補助線をひく」ことは「たくさん考えられる直線から適切な補助線をも選ぶ」ことです。

問題13:図形の補助線の考え方(新教育紀行)
難しい図形や対象

・難しい図形・考える対象は、分ける・分割する

・「分ける・分割する」とき、「分けすぎる」と大変なので、出来るだけシンプルに

これらの図形問題の解決能力は、ある程度は「学べば育つ」能力です。

その中、自分で考えて、自分で道を切り拓いてゆくような子どもに育つのが最も良いと思います。

なんでも自分できちんと考えて選んでみる。

こうした身近なところから、主体性が育ってゆくでしょう。

そして、その主体性・自立心・向上心が育ってゆくと「やる気」がアップして学力も上がるでしょう。

新教育紀行

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