前回は「理科のおすすめ勉強法 1〜効果的暗記方法〜」の話でした。
参考書で学ぶ・暗記することも大事ですが、どんどん問題集をやってみる話でした。
以前、志望校の過去問に早めに着手する大事さの話をしました。
これは、「目標をしっかり把握する」ためには非常に大事です。
問題集には、様々な学校の問題があり、志望校の傾向とは少し異なる問題もあるでしょう。
塾などのテキストもあるでしょうし、「問題を全てやる」とは思わないようにしましょう。
「全てやる!」という意気込みは大事なのですが、なかなか大変です。
目的は「問題集を全部やる」ではなく、「志望校の試験で合格点を取る」ことです。
「問題集をやる」ことを目的とするのではなく、「しっかりと知識を習得し、理解」を優先しましょう。

分厚い問題集や参考書をみると、大人がみても
この分厚いの
全部やるの・・・
とテンションが下がってしまいます。
実際に取り組む小学生の子どもは、大変です。
志望校の傾向にもよりますが、理科の暗記問題は「出やすい問題」があります。
それは、出題者側が「出題しやすい」と考える分野や範囲があるからです。
ですから、参考書で山のような知識を
全部覚えるぞ!
と考えても、なかなか上手くゆかないので、「出る部分を優先的に覚えよう」という方が効率が良いでしょう。
その「出る部分」は塾などでも教えていると思いますが、実際に自分でやってみるのが一番良いです。
「教わることで分かること」と「自分でやってみて、分かること」は大きく違います。
「教わった通りに学ぶ」のは効率が良いのですが、「どの分野をどのように理解している、覚えている」のかは子ども次第で千差万別です。
子ども一人一人異なるのです。
それもまた「個性」でしょう。
個別指導や家庭教師に習っている方は、その方々が、子どもの理解力を把握しているので、相応に教えてくれるでしょう。
一方で、「自分を最もよく知るのは自分」です。
どんどん問題集やってみて、
この部分は、
まだ知らないことが多いわ。
と考えれば、問題集で出た部分を、まずきっちり学びましょう。
出来なかった問題をしっかり、
書いて学ぼう!
そして、その問題の分野周辺を参考書で読んでみましょう。
参考書と問題集を上手く往復すると、理解力が上がってゆくでしょう。