前回は「ペーパークラフトを楽しもう 11〜難しくてもやってみよう 2〜」の話でした。

戦艦大和の艦橋が、完成してきました。
大和に艦橋をつけてみましょう。

かっこいいね。
大和っぽくなってきたね。
これで、船から戦艦へ、一気に変わった感じがします。

今度は、煙突やアンテナなどです。
局面の形状の煙突(写真右上)は、2次元で非常に変わった形状をしています。
これ、見て。
どんな形になると思う?
分からないよ。
これは、実際結構難しいですが、今までと同様に立体化してみます。

少し不思議な形の煙突と、アンテナが出来ました。
面白い形だね。
あの形が、立体になると、この煙突になったんだよ。
小学生にとっては、「円錐を切ると円の一部+円になる」のが不思議に感じるものです。
特に、円錐の斜めの曲面を展開する(切って広げる)と、円の一部になるのは、面白く感じるでしょう。
中学受験でも、円錐などの立体の問題が出て、円錐の斜辺の長さの計算の仕方を習います。
「展開するとこうなるから」と習いますが、一度作ってみると良いでしょう。
円錐の曲面が「円の一部で出来ている」のは、原理的には「頂点から底面の円への長さが一定だから」となります。
平面・立体図形は、「こうなる」と覚えるだけでなく、実際作成してみるか、原理を理解すると応用力が高まるでしょう。
これ、つけてみて。
うん。やってみる。

少し複雑な形状ですが、慣れてきたのか、しっかりと接着できました。

また小さめで、複雑な立体パーツを作ります。
これ、作ってみて。
難しいよ・・・
折ってみれば、分かるからやってみて。
折れ目には、事前にカッターを軽く入れておくと、折りやすいです。

小さくて、折り込むのもなかなか大変ですが、子どもはトライしてみます。

なんとか、出来たよ。
きれいに出来ているね。
僕が、少しピンセットで手直ししましたが、よく出来ていました。
これを突然作るのは、小学校低学年には難しいでしょう。
少しずつ作ってきたので、「出来るかも」と思ったのです。
その意味では、「ものづくりの経験」は「知恵を生む」とも言えそうです。
まだまだ細かなパーツがありますが、作成を続けます。