前回は「入試問題への感性〜志望校のカラー・校風・教育理念・子どもの個性・第一志望〜」の話でした。
算数・数学の学び方:問題を解きながら学ぶ
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今回の内容は、主に小学校5~6年生を対象とした算数学習法です。
部分的に、中学生・高校生の数学の学習方法にも、参考になる面があるでしょう。
算数は「沢山の問題をこなすと学力が上がる」ように感じてしまいます。
「沢山の問題をこなすこと」で「様々な問題の解法パターンを頭に入れる」学び方です。
だって、やっぱり
沢山やった方ができるようになるでしょ?
図形・てんびん算・ニュートン算など、「基本的考え方の習得」に、ある程度の問題をやりましょう。
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「新しい分野・考え方」に対しては、基本的考え方は、問題を解きながら学ぶのが効率的です。
本質的な内容を理解することも大事ですが、具体的な思考法を学んだ方がわかりやすいでしょう。
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ついつい新しい問題集や分厚い問題集に手を出したくなる算数・数学。
それぞれの方が、取り組む参考書・問題集は、「出来るだけ絞った方が良い」でしょう。
塾の問題集、市販の問題集など、「良い問題集・参考書」は一冊で「ある程度完結している」のです。
「たくさんの問題集を中途半端にやる」より、「一冊をしっかり」の方が学力が上がるでしょう。
特に、分厚い問題集は避けた方が良いと思います。
受験生の立場から見ると、分厚い問題集を見ると。
これを
全部やるの?
大変だ・・・
はあ〜・・・・・
と、絶望的な気持ちになってしまいます。
分厚い問題集・参考書は、「いつになっても終わらない」気持ちになってしまいます。
それよりも、比較的コンパクトな問題集・参考書をしっかりこなして、
この問題集を一冊しっかり
頭に入れた!
かなり算数が分かるようになったし、
自信もできた!
「一冊やった」ことによる「達成感から得られる自信」も大事です。
「問題集は絞る」ですが、「中学への算数」などの優れた月刊誌は別です。
「高校への数学」「大学への数学」は、各受験界の最高の算数・数学の問題集です。
これらの月刊誌は、購入して
一問でも
やってみよう!
くらいな気持ちが良いでしょう。
・たくさんの問題集・参考書に手を出さず、一冊をしっかり理解
・「分厚い」問題集を一気にやるより、「コンパクトな」問題集をきちんとこなす
・「中学への算数」等の月刊誌は、「一題でもOK」という気持ちで
繰り返し学んで学力アップ:世界で一つの自分ノート
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「出来なかった問題」は、理解できるようになるまで繰り返し学んでみましょう。
「問題を繰り返しやる」には、問題集のコピーや、通っている塾のプリントでもいいです。
中学受験生は、親がノートに「出来なかった良い問題を手書きでまとめる」のが良いでしょう。
手書きで問題文・図形等を書いて、余白を残します。
各ページの上半分に「問題文・図形を、下半分は余白」にするのが良いでしょう。
その余白に、もう一度、子どもに解いてもらいましょう。
この問題、
もう一度やってみて。
うん。
やってみるね!
良質な問題を、本人が納得して、しっかり出来るようになるまで、何度もやってみましょう。
何回か
解いてみると・・・
なにか
ポイントが分かった気がする・・・
きちんと消化・吸収し、解答方法を自分のものとしましょう。
このノートは、その受験生と親だけが作成する「世界でただ一つのノート」になります。
様々な塾などは、子どもの学力・個性に合わせてカリキュラムを組みます。
そして、「きめ細かく」するために「少人数制」にする考え方もあるでしょう。
本来「一人一人違うはずの個性・学力」に対しては、「それぞれ違う対策」が望ましいでしょう。
そのための、「世界で一つだけの自分ノート」です。
このノートは、
僕しか持っていないんだ!
・良い問題を親が選んで、手書きでまとめる
・ページ上半分に問題・図形、ページ下半分に余白:子どもが解く
・繰り返し解いて、しっかり理解
中学生・高校生は、親が干渉よりも「自分で」の方が良いでしょう。
中学生・高校生になると、問題集に付箋をつけたり、マークしたりすれば出来るでしょう。
場合によっては、「自分ノート」を作成しても良いでしょう。
・良い問題を自分で選んで、手書きでまとめる
・ページ上半分に問題・図形、ページ下半分に余白:自分が解く
・繰り返し解いて、しっかり理解
すると、少し視界がひらけてきて、自分なりにポイントが分かってきます。
この「少しずつ、自分なりに分かってくる」プロセスが大事です。
思考力・応用力が広がり、学力がすごく上がるでしょう。
早起き算数・数学:健康的に学ぶ
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受験生は、朝早く起きて勉強しましょう。
中学受験生は朝6時、高校・大学受験生は朝5時が良いでしょう。
昔「四当五落」という言葉があったようですが、睡眠時間を削りすぎるのはやめましょう。
朝の薄暗い時から起きて、日が出てきて、明るくなると気持ちも明るくなります。
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夜遅くまで勉強するよりも、朝早起きして勉強する方が学力が上がるでしょう。
そして、本人の成長にとっても良いです。
「朝起きて眠たくて、まだ胃が働いてないのに朝ごはんを適当に食べる」よりも、
「早起きして少し勉強して、お腹が空いてきたから、美味しく朝ごはんを食べる」方が良いでしょう。
お腹が空いた時って、
ご飯が美味しい!
そして、遥かに健康的です。
朝は算数・数学を、そして、5〜10分程度を「暗記の復習」等に当てると良いでしょう。
次回は下記リンクです。