前回は「質問ご回答 10 朝の算数勉強の内容 2」の話でした。
男子御三家志望の小学校6年生Jくんの親御様からご質問を頂きました。
息子が御三家を目指しています。
毎朝6時に起床して、主に算数と理科・社会の暗記を勉強しています。
算数は、計算問題や基礎を強化する問題をやるようにしています。
塾のテキストが応用問題が多くなってきたので、応用問題もやってもらおうと思います。
朝の時間に、基本問題と応用問題をどのように取り組むのが良いでしょうか。
ご意見お聞かせ下さい。
ご質問頂き、有難う御座います。
基礎ばかりでなく、「算数を本質的に学ぶ姿勢」をしっかりと身につける大事さの話でした。
応用問題は考えるのに時間がかかるので、「途中で終わってしまう」可能性があります。
キリが悪いけど、
暗記もしなければ・・・
そろそろ朝ごはん食べないと
と問題の途中になってしまうのは、ちょっと残念かもしれません。
時間制限のある朝だからこそ、応用問題をテンポ良く考える・解く練習にもなります。
試験は時間制限がありますから、実力をうまく発揮するには「テンポ良く考える」ことも大事です。

途中で終わってしまうと心残りかもしれませんが、途中まで行った後、学校に登校している間に無意識に考えています。
「あのあと、どう解こうかな」とか「こうしたらいいかも」と意識しなくても、頭の中で反芻しています。
そうすると、頭の良い訓練になりますし、応用力がアップするでしょう。
また、様々な視点から考えるので、思考力アップにもつながります。
お子様に注意して欲しいのは、学校に行っている間に「考えなければ!」と思わないことです。
学校では学校の勉強や、休み時間にお友達と遊んだりすることに集中しましょう。
算数が好きで「考えたい」お子様は、「少し考える」くらいにしましょう。
基本的には小学校に行っている間は、あまり受験のことを考えないようにしましょう。
とは言っても、受験仲間と受験の話になってしまうのです。
問題のことを考えてボーとしていると、担任の先生から、あまりよく思われなくなる可能性もあります。
メリハリつけて、勉強して思考力・応用力をどんどんアップさせましょう。
息子様が第一志望校に合格されることを心より願っております。