前回は「極めて強い「合格する」思いこみ+「思いこみで解かない」で合格へ〜大事な「勘」と図形の性質・比や数量は「思いこまない」で着実に〜」の話でした。
「何を答えるか」に気をつけて合格へ:「うっかりミス」はしない

中学受験では、上のような比などの問題が、よく出題されます。

A君とB君がいて、
二人で将棋をしました・・・



去年のA君の勝ち数を
答えて下さい。




この問題は、未知数を置いて立式すれば解けます。
この問題の解き方は、上記リンクでご紹介しています。


未知数を設定したら、上記の様にプロセスを表にまとめて解くのも良いです。
「19:17」という特徴的な数字に着目して、表を作成する解き方を上記リンクでご紹介しています。



これは、割と
すぐに解けたよ!



僕も出来たけど、
答えを「B君の去年の勝ち数」にしちゃった・・・



出来ているのに、
答えが違うと✖️だね・・・
この問題のように、「A君とB君」や「去年と今年」などあると、答えるものを間違える事があります。
この問題が記述タイプであれば、



ちゃんと解けているのに、
ここでうっかり間違えたんだな・・・



ちゃんと理解して、解けているから
部分点で〜点だな・・・
「解けているプロセス」を採点者は、きちんと評価して、部分点が入ります。
ところが、「答えだけ」だと✖️になって0点になってしまいます。



出来ているのに、
✖️は辛いね・・・



私も模試で
「うっかりミス」したことある・・・
このように「解けているのに、答えるものが違って✖️」は、絶対に避けたいことです。



A君、B君、Cさんがいて
買い物に行って・・・



最初のCさんの
所持金はいくらですか?
このように「A君、B君、Cさん」と、三人〜五人程度人物が登場する問題もあります。



「Cさんの最初の所持金」だから、
A君、B君の最初の所持金を答えたら✖️だね・・・



こういう問題も、
「何を答えるか」に気をつけよう!
誰でも試験では焦りますが、特に算数では「少しでも早く解いて次」という気持ちになります。
そこで、「何を答えるか」を「最後に、ほんの少し確認して答えを書く」様にしましょう。
・最後に、ほんの少し確認して答えを書く
・「後で見直し」は考えず、一問ずつ着実に答える
落ち着いて健康第一で試験場へ:「問われていること」を念頭に


理科や社会の問題で、



下記の文章で「最もふさわしいもの」を
選んでください。
「最もふさわしいもの」のに「誤ったものを選ぶ」と、うっかり勘違いすると、



あれ?
「誤ったもの」が沢山あるけど・・・



おかしいな・・・
何か勘違いしているかな・・・
問題文を読み違えると、こういう勘違いをしてしまうこともあります。
試験では、「どんどん前に進みたい」ので「直前の文が見えない・読まない」傾向があります。


このような勘違いを防ぐために、「問われていること」にアンダーラインやマークしましょう。
上の問題の考え方を、上記リンクでご紹介しています。



私も、「何を答えるか」は
マークする様にしているよ!
「問われていること」を念頭に、しっかりと解いてゆく姿勢が大事です。
「正しいもの」と「誤っているもの」ではなく、



「最もふさわしいもの」を
選んでください。
「最もふさわしいもの」は、「正しい」ではなく「最もふさわしい」であることがポイントです。
この場合は、文字通り「「最もふさわしい」選択肢になるので、比較検討する姿勢も大事です。


こういう問題では、「パッと解く」よりも「素早く比較検討して、◯と考える選択肢」を選ぶと良いです。



「A君、B君、Cさん」とか、
「最もふさわしい」や「誤っているもの」も・・・



まずは、きちんと問題を
理解する事が大事だね!



「答えだけ」の問題の場合は、
「何を答えるのか」が最も大事で・・・



落ち着いて、
しっかり考えるのが良いだね!
「うっかりミス」は出来るだけ避けて、一問ずつ解いてゆきましょう。
そして、最後は健康第一で当日を迎えて、「合格する気持ち」で試験場へ向かいましょう。
試験場では「持てる全ての実力を出し切る」姿勢で答案に臨み、合格を勝ち取りましょう。
読者の皆様の志望校合格を、心より願っております。
次回は上記リンクです。