前回は「時には自信を持って勢いを得る「学びの姿勢」〜太田道灌「奢らざるものもまた、久しからず」・江戸東京を生んだ道灌〜」の話でした。
伊達政宗「禍は内より起こりて、外より来たらず」:奥羽の名前の由来

今回は、戦国時代のスター・伊達政宗の言葉をご紹介します。

私が
伊達政宗である!
歴史好き・歴史ファンの方なら、誰でも知っている伊達政宗。
そして多くの日本人が、少なくとも名前は知っている伊達政宗。



僕も伊達政宗、
好きだよ!



独眼竜政宗、って
かっこいいね!
かっこいい男性を「伊達男」と呼びますが、伊達政宗に由来する説が有力です。
名前 | 生年 |
毛利 元就 | 1497年 |
北条 氏康 | 1515年 |
今川 義元 | 1519年 |
武田 信玄 | 1521年 |
上杉 謙信 | 1530年 |
織田 信長 | 1534年 |
島津 義弘 | 1535年 |
羽柴(豊臣)秀吉 | 1537年 |
徳川 家康 | 1542年 |
伊達 政宗 | 1567年 |
真田 幸村(信繁) | 1567年 |
「生まれるのが遅すぎた」と言われることが多いのが、伊達政宗です。



真田幸村と
同じ年に生まれたんだね!


戦国武将として、大人気の一人が真田幸村(信繁)と同い年に生まれた伊達政宗。
実は、真田幸村の「幸村」という名前は実名ではなく、「江戸時代につけられた」名前と考えられています。



真田信繁って
名前だったんだ・・・
実名・本名は「信繁」ですが、ここでは多くの方が知っている真田「幸村」で通します。



真田幸村と真田信繁では、
イメージが違うね・・・
確かに「幸村」の方がカッコいい感じ、強そうな感じもします。



我が伊達家は
奥羽守護の家柄!



そして、
私は伊達家を大いに飛躍させた!
同い年の伊達政宗と真田幸村ですが、家柄としては、伊達家の方が遥かに上でした。
伊達政宗に関する話を、上記リンクでご紹介しています。
奥羽守護という「奥羽を束ねるボス」だった伊達家。
奥羽は「陸奥+羽前」であり、現在の青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県の六県です。


現在の東北地方は、昔は「とても遠い、奥の方にある地域」という印象でした。
陸奥は広すぎるので、「陸前・陸中・陸奥」の三つに分ける場合もあります。
旧国名に関する話を、上記リンクでご紹介しています。
禍は内より起こりて、外より来たらず。



禍は内より起こりて、
外より来たらず。
伊達政宗は、このような名言を残しています。
不安を払拭して着実に学ぶ姿勢:「自分の内側」をしっかり


この伊達政宗の言葉は、多くは集団に対する話、組織論です。



集団に関する話
ということは・・・



例えば、小学校の
クラスの話かな・・・



小学校なら、
クラブ活動も集団になるかな・・・
クラスやクラブ活動など、少なくとも「3名以上の集団」ならば、政宗の言葉は該当すると考えます。
「禍は内より起こりて、外より来たらず。」は、「問題は外部からではなく、内部から発生する」です。



なんとなく、
分かるけど・・・



集団の話は、
ちょっと難しいかも・・・
「集団や組織を意識」するのは中学・高校の課外活動や部活などが多く、小学生は意識しないでしょう。
実際、伊達政宗の名言のような組織論は、多くは、社会人・大人の会社などが該当します。



大人の世界の話なら、
僕たちに関係ないんじゃない?
ここで、「問題点は外部から、より内部から」という点に着目しましょう。
「何事も問題点は内部から」ということは、「何事も自分次第」とも考えられます。



問題は何事も
内部から発生する・・・



外部のことは、自分の力では、
どうしようもないことが多い・・・



だが、自分の内部・内側の
ことならば、自分次第で改善出来るのだ!



何事も、内部・内側を
固めることが大事だ!
この政宗の「何事も内部・内側を固めることが大事」という考え方は、非常に大事です。
この観点から考えると、受験生もまた「自分自身の内側」でしっかりとすることが大事です。



模試の成績が
なかなか上がらなくて・・・



勉強していても、
成績が上がるか不安・・・
点数・偏差値などの数値や、合格判定に追われる受験生は、「不安になる」ことが多いです。



僕は第一志望校の
A中学に合格できるかな・・・



来年は、私は
第一志望校のS中学に通えているかな・・・



まずは、内側、つまり
自分の内部を固めるのだ!
ここで、政宗の言う通り、「内側をしっかりする」ことが大事です。
色々な不安が交錯する中、まずは自分がしっかりして自信を持って毎日過ごすことが大事です。



一生懸命頑張っているから、
A中学に合格できる!



来年は、私は
S中学に通っている!
・まずは「自分の内側」をしっかり
・不安を払拭して、自信持って学ぶ
伊達政宗を見習って、毎日着実に学んで、少しずつ合格に近づく姿勢が最も良いと考えます。