小学生のノートの良い書き方・まとめ方〜小学校6年生のノートの実例・世界で一つだけのノート・自分の個性で書く描く姿勢・実際に描く一つの例・大人の目線と子どもの目線の大きな違い |中学受験・小学校・社会

前回は「ノートの書き方・まとめ方〜大きく書く・雄大に描く・書く勉強・「出来ない」から「出来る」へ〜 」の話でした。

目次

小学生のノートの良い書き方・まとめ方:自分の個性で書く・描く姿勢

新教育紀行
筆者の小学校6年生の理科ノート(新教育紀行)

小学生・中学生・高校生で「ノートの良い取り方・作り方」を知りたい方が多いと思います。

どのように
ノートをまとめると良いだろう・・・

ノートに上手くまとめて、
テストの成績を上げたい・・・

大人の目から見れば「たかが試験・テスト」かもしれませんが、子ども〜青少年・少女は一生懸命です。

「試験の点数ばかり追いかける」姿勢は、あまり好ましいことではないかもしれません。

一方で、

もっと
数学の試験の成績を上げたい!

もっと英語の読解力上げて、
英語の成績上げたい!

と考えることは、子ども〜青少年・少女の「学びへの姿勢」としては、非常に好ましいことです。

「試験の成績を上げる」ことを目指して、一生懸命学ぶ姿勢。

その姿勢こそが向上心につながり、様々なことへの好奇心を呼び起こして、

もっと、もっと
学ぼう!

という気持ちにつながることは大いに奨励されるべきことでしょう。

そして、努力の結果、試験・テストの成績が上がれば、

やれば
出来るかも!

という自信につながるのでしょう。

その「成績を上げる」プロセスの中で、「ノートの上手な、良い作り方」を求める気持ちが出てきます。

それでは、「ノートの上手な、良い作り方」とは、どういうイメージでしょうか?

う〜ん・・・
やっぱり、成績が上がりやすい作り方かな・・・

ノートを作ることが目的ではなくて、
成績を上げることが目的だから・・・

「ノートを上手に作ろう」と考えると、「丁寧に・きれいに書く・描く」ことに集中してしまいがちです。

そして、

ノートにまとめるのに、
すごく時間がかかった・・・

ということになってしまいます。

その結果、

ノートにまとめたことは、
ほとんど全部頭に入った!

ならば良いのですが、意外とそうでないことが多いです。

そう・・・
ノートにまとめても、なかなか・・・

きれいな「まとめノート」を、
作るよりも、頭に入ってほしい・・・

ノートを作るのは、「学びの一部」であり、特に中学生・高校生は、レポートなどを作成することは、とても良いです。

「ノートの良いまとめ方」という話もありますが、僕は「良いノート・上手なノート」というのは「ない」と考えます。

えっ!
ないの?

「ない」というよりも、「良い、上手なノート」は個性があり「人それぞれ」だと思います。

大学生以降の実験ノートなどで、「実験ノートの作成するフォーマット」はあります。

対して小学生〜高校生のノートの作り方は、それぞれの個性によって「それぞれで良い」と考えます。

それぞれの方が「丁寧にノートを作って、しっかり理解する」様になれば良いと思います。

授業では、学校の先生・塾の先生が描いた内容をノートに写して理解を深めます。

その「写して理解する」プロセスは非常に大事です。

自分で勉強する際に、「ノートにまとめるのが好き」な方は「まとめノート」を作ると良いでしょう。

ノートにまとめたりするのは、
あまり好きではない・・・

という方は無理にノートのまとめず、コピー用紙などにどんどん書いて・描いて学びましょう。

実際に描く一つの例:大人の目線と子どもの目線の大きな違い

動かっ車の考え方(新教育紀行)

実際に大きく描くことが、「学びのプロセスにおいて非常に良い」話を紹介しています。

その中で、実際に「動かっ車が、どのように動くか」を描いて理解するために、実際に描いた絵をお見せしています。

あるいは、算数の図形問題で描いて理解する話をご紹介しています。

てんびん算の考え方(新教育紀行)

てんびん算の問題なら、食塩水の状況を描くことは、より深く理解が進むでしょう。

上の絵は僕が描いていますが、「上手に描く」よりも「わかりやすく」描いています。

このように大人の親・先生から、小学生の子どもたちに対して、

ノートは
こうやってまとめると良いよ!

この絵は
こういう風に描くと良いよ!

など言われても、大抵の小学生は、

そうなんだけどさ・・・
そうやって、上手くまとめるのが難しい・・・

小学校6年生の場合、しっかりとした勉強をしてから5年あまりの時間しか経過していません。

対して、大人は年齢にもよりますが、基本的に小学校・中学校・高校・大学を終えています。

大学生の家庭教師・塾講師の方もいらっしゃいますが、それらの方々も「高校までは完了」しています。

すると、小学校6年生の「まだ発展途上」の子どもたちにとっては、「大人目線の考え」は難しいでしょう。

大人が分かっても「子ども目線」ではないことは、子どもたちは大変です。

どうやって、
ノート書けば良いの?

「難しい」と同時に、まだ精神年齢からしても「合わない」かもしれません。

その中、大人たちが提示する「上手な、良いノートの書き方・作り方」を無理に真似るのは、大変です。

小学校6年生のノートの実例:世界で一つだけのノート

筆者の小学校6年生の歴史ノート(新教育紀行)

そこで、僕が小学校6年生の時の「本物のノート」の一部を、参考までにお見せします。

屋根裏部屋で長年眠っていた、この小学校6年生の社会(歴史)ノート。

僕は中学受験しましたが、このノートは塾のノートではなく、小学校のノートです。

「6-1」とクラスが書かれていて懐かしいです。

いかにも古びた「昭和のノート」です。

筆者の小学校6年生の歴史ノート(新教育紀行)

小学生の頃から、歴史がとても好きな僕。

筆者の小学校6年生の歴史ノート(新教育紀行)

今回は、織田信長・豊臣秀吉に関する一部を紹介します。

このノートは、いくつか特徴があります。

ノートの特徴

・人物・出来事を大きな字で記載

・人物は赤、出来事は緑、場所などは青、説明は紫と色分けされている

「まとめノート」の様な形式ですが、小学校の授業で先生が黒板に書いた内容だった気もします。

詳しいことは忘れてしまいましたが、歴史のノートの「一つの例」です。

「大きく描く」ことを推奨していますが、この人物等は「4文字分」で非常に大きな文字です。

こんなに大きな文字で描かなくても良いかもしれませんが、僕は「この書き方・描き方が好き」でした。

歴史が好きでテストなども良かったこともあり、

ああいう風に、
人物とか大きな字で書くと、出来る様になるらしい・・・

ちょっと
真似してみようか・・・

と周囲の同級生たちに「真似された」のを覚えています。

それもまた、楽しい思い出です。

上の歴史ノートは、僕が「上手な、良いノート」と思ってご紹介しているのではありません。

「大きな字」の是非はありますが、良い点は「色分けされている」ことです。

「色分け」は参考書・問題集などでもありますが、「自分の好きな色」で色分けしてみましょう。

そして、自分の好きな様に丁寧に書いて・描いてみましょう。

すると、あなたのノートは「世界で一つだけのあなたのノート」になるでしょう。

上記の通り「上手な、良いノート」は、それぞれの方次第でありますが、「一つの例」としてご覧ください。

この記事を読んだ小学校高学年の方で、

こういう風に書くのも
いいかも・・・

と思ったら、「一例として」ご覧頂き、やってみましょう。

新教育紀行

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