ゾイドを作ろう 9〜「同じ動力源で、様々なパーツが動く」体験・手を動かして、頭だけではなく身体で理解・創造力育む姿勢と「大まかに理解する」姿勢〜|子どもの知育教育

前回は「ゾイドを作ろう 8〜「これは何だろう?」と考える姿勢・動かして仕組みを理解・思考力を育てる・「1題理解すると10題分かる」姿勢〜」の話でした。

目次

「同じ動力源で、様々なパーツが動く」体験

最後に作る、上部の回転する羽根のパーツが組み上がりました。

これを装着すれば、完成になります。

オレンジの棒に、回転する円盤・駒のようなパーツを付けます。

出来たね。

動かしてみよう。

うん。

ゾイドが歩き始めました。

そして、上部の円盤もグルグルと回転して、オレンジの刃がシュシュっと出てきます。

面白いね。

この円盤の部分は、水平にしたり、垂直にしたり、角度を変えることができます。

歩く・動くだけでも面白いゾイドですが、このように別の部分・パーツも動くのは、面白いです。

そして、「同じ動力源で、様々なパーツが動く」体験は、子どもにとって非常に貴重だと思います。

この円盤は、
どうして動くと思う?

う〜んと・・・
さっき、回した時に動いたから・・・

あのオレンジの棒と、
これが一緒に動くんだね。

そうだね。

ゾイドでもラジコンでも「動くおもちゃ」は、子どもにとって非常に面白いです。

僕も小さな頃に、ガチャガチャのキン消し、ガンダムのプラモデルなどで遊びました。

ガンダムのプラモデルは、「自分で腕や足を動かせる」のが良いところです。

昔は、子ども向けのガンダムは、ここまで動かなかったように思います。

最近のガンダムは子ども向けのものでも、関節のパーツがしっかりしていて、実にうまく動きます。

そして、その関節パーツは、ほぼ全てのガンダムで共通しています。

この「共通している」のは、開発側としては「合理化の一環」ですが、子どもも

これは、
こうだったな・・・

と、慣れてくると作成解説書を読まなくても、関節部分を、どんどん作成してゆけます。

読まなくても、
作れるよ。

このように「よく解説書を読まないで、作成する」と、時々うまく行かないこともあります。

でも、たいていの場合は、

出来たよ。

とうまく作れるようになります。

手を動かして、頭だけではなく身体で理解

てんびん算の考え方(新教育紀行)

勉強する時も、似ている面があります。

解説を聞くと「理解した」気になりがちな、算数や理科。

うん。
分かった!

と解説を聞いて分かった気になりますが、

では、
もう一度、解答見ないでやってみて。

あれ・・・
出来ない・・・

となることが多いのです。

しっかり理解する姿勢を持つ姿勢は、試験のみならず勉強・学びにおいて、非常に大事です。

これは、「解説を聞いている」時に、「しっかり考えて・理解する」ことが大事です。

「ただ、解説を聞いている」姿勢だと、「後で出来ない」こともあります。

しっかり「手を動かして、頭だけではなく身体で理解する」姿勢が良いでしょう。

創造力育む姿勢と「大まかに理解する」姿勢

楽しそうに遊んでいる子どもですが、

ちょっと、
この円盤をもう一度外してみよう。

うん。

ここ、
見てみて。

円盤内部の、オレンジの棒(軸)を差し込む部分です。

ここに、オレンジの
棒が入るんだね。

ここが、丸ではなくて、
少し真っ直ぐになっているでしょ。

回転を伝える棒(軸)は、円形ではなく、「円が少しくぼんだ形状」になっていることが多いです。

完全な円の場合、「滑ってしまい、回転が伝わらない」ことがあります。

そのため、「この窪み」で回転する力を的確に伝えるようになっています。

本当は、

どうして、
くぼんでいると思う?

と聞きたいのですが、小学校低学年には少し難しいので、説明します。

ここがくぼんでいると、
棒とつながって、回りやすいね。

うん。
そんな気がする。

最初の頃は、「そんな気がする」くらいでも良いと思います。

先ほど、「しっかり理解する」姿勢の話をご紹介しました。

様々な科目・分野を勉強するときに、

しっかり、
理解しよう!

と意気込みすぎると、苦労する時もあります。

最初は、

こういうことかな。

と、「大まかなことを理解する」ことが良いでしょう。

その上で、繰り返し取り組んでみて「しっかり復習する」姿勢を身につけることが大事です。

そのような姿勢は、「ある程度勉強が進んだ」状況で、

しっかり
理解しよう。

と学ぶ基本的姿勢を育てるでしょう。

新教育紀行

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