山口多聞 30〜楽観的な日本海軍〜|ミッドウェー

前回は「山口多聞 29〜将兵の疲労〜」の話でした。

山口多聞 司令官(Wikipedia)
目次

日本の動きを把握する米軍

Nimitz長官。
Japanの艦隊は、今この辺りです。

Chester Nimitz米太平洋艦隊司令長官(Wikipedia)

そうか!

引き続き、補足せよ!

ははっ!

楽観的な日本海軍

ハワイ・ミッドウェー周辺では、盛んに電波の交信が見られました。

科学技術の劣る日本海軍でも、この程度のことはバッチリ把握できます。

戦艦大和(Wikipedida)

山本長官!
ハワイ・ミッドウェー周辺で敵信(電信)が盛んです!

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

うむ。

どうも、米軍に大きな
動きがありそうです。

なに!?

ふむう。

米空母は、
出てくるのか?

「米空母は出てこないのでは?」と考えていた山本長官。

予想と違うな・・・

草鹿参謀長と「全ての敵信(米軍の電信)は、前線に知らせる」約束をしていた山本長官。

この敵の電信は、
前線の南雲・草鹿に伝えねばな。

草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

おい。
赤城へ連絡だ。

この程度の電波は、
赤城でも傍受出来ているでしょう。

そうか・・・

大和から赤城に電信を出すと・・・

米軍に大和の位置を、
知られる恐れがあります。

赤城への電信は不要かと・・・

まあ、そうか。

異様に楽観的な山本長官たちでした。

戦艦大和の存在

そもそも、最前線の機動部隊のはるか後方500kmの位置にいた戦艦大和。

日本の国名の別称である「大和」を背負っていた「ただ一隻の特別な艦艇」であった戦艦大和。

そのため、大和は「日本海軍の象徴」を超え、「日本の象徴」となっていたのです。

戦艦 大和(Wikipedida)

なんとしても、
大和は守らねば

大和に万一のことあらば・・・

それは海軍だけでなく、
日本の終わり・・・

という考えが、日本海軍にありました。

米国より劣る科学技術とはいえ、当時の日本の最新鋭設備と有力な敵信傍受班をもっていた大和。

次々に米軍の通信傍受に成功します。

ミッドウェー周辺の敵信が
多すぎるな・・・

この電信は、
米空母では?

空母よりはるかに高い防御力を持ち、おそらく当時世界最強の防御力を有していた戦艦大和。

「攻撃されること」を極端に恐れるあまり、戦艦大和は後方で静かに過ごし続けます。

米空母は、
必ず出てくる!

この間、最前線の空母機動部隊は、Midway島向けて、着実に進行していました。

第一航空艦隊 旗艦 空母赤城(Wikipedia)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次