山口多聞 25〜万全の手を打つ米軍〜|ミッドウェー

前回は「山口多聞 24〜日本の作戦計画〜」の話でした。

山口多聞 司令官(Wikipedia)
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突貫工事

Chester Nimitz米太平洋艦隊司令長官(Wikipedia)

ハワイの工廠だけでなく、民間の電力会社まで協力させた「ハワイ全島フル稼働」体制の米国。

「90日かかる修理」を「3日でなんとかやる」無鉄砲な計画。

とにかく、米軍人・修理班は死力を尽くして、間に合わせるように努力します。

やるしかない!

24時間体制だ!

我がUSの栄光のために!

そして、3日後。

Nimitz長官!
なんとかやり遂げました!

Yorktownは、
戦場へ行けます!

よくやった!

真珠湾で修理される米空母ヨークタウン(歴史群像2002年2月号 学研)

大破していた空母ヨークタウン。

突貫工事の応急処置でしたが、本当に3日で「戦場へゆける状況」にまで持ってゆきます。

これで、我が空母が、
2隻から3隻になった!

この違いは、とてつもなく
大きいぞ!

ミッドウェー島の防備体制構築へ

寝る間も惜しんで、24時間体制で働き続けている暗号班。

ついに、日本海軍の暗号の概要を把握します。

どうやら、Japanは、
6月初旬、Midwayを空襲します!

よしっ!

Midway島(Wikipedia)

周辺の基地の大砲を、
全てMidway島にかき集めろ!

大きい大砲でも、
なんでも良い!

Midway島を、
「不沈空母」にするのだ!

日本の出方を読んだ米軍。

考えられる限りの、万全の体制を構築しようとします。

米国を舐めてはいけない!

米国の底力は、
こんなものではない!

「米国の力」を肌身で知っている山口司令官。

非常に大きな不安を抱えて、過ごしていました。

家族への挨拶

米軍など鎧袖一触!

俺たちが怖くて、米空母は
出てこれないんじゃないか?

海軍全体に蔓延していた、異様な楽観主義。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

ついには、山本長官までもが

今回は、
獲物が少ないかも知れんな。

つまり、

米空母は、
出てこないんじゃないか。

と「勝手な憶測」を言い出す状況となりました。

私は死力を尽くして、
国のために戦う。

しかし、今回は
「二兎、三兎追う」作戦だ。

しかも、事前に敵に出方を
察知されているだろう・・・

そして、ミッドウェー攻撃に向かう日。

山口司令官は家を出た際に、妻・孝子に対し、静かにこう告げます。

今回は、敵が知っているところへ
戦いに行く・・・

帰って来れないかも、
知れないよ。

第二航空戦隊 空母飛龍(Wikipedia)

悲壮な気持ちで戦場へ向かいます。

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