山口多聞 26〜定まらぬ日本の作戦計画〜|ミッドウェー

前回は「山口多聞 25〜万全の手を打つ米軍〜」の話でした。

山口多聞 司令官(Wikipedia)
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攻撃隊を分ける日本

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

米空母は出てこないと、
思うが・・・

米空母が出てくる時は、
米空母を叩け!

狙いはミッドウェー島の
米軍基地だ。

山本長官の「二兎を追う」作戦。

草鹿龍之介 第一航空艦隊参謀長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

主力攻撃部隊「空母機動部隊」の事実上の作戦指揮者である、草鹿 龍之介 第一航空艦隊参謀長。

山口司令官の海兵1期下の、41期卒です。

そうですか・・・

空母とミッドウェー島を、
まとめて攻撃するとなると・・・

かなりの負担が、
かかりますが・・・

爆弾と魚雷

海軍の攻撃は、大きく分けて爆弾と魚雷の二種類があります。

爆弾は、上から落としてドカン!と爆発します。

急降下爆撃(太平洋戦争4 歴史群像シリーズ 学研)

急降下爆撃では、上空にいる攻撃隊が「急降下」して、敵の艦隊に爆弾を落とします。

雷撃(太平洋戦争4 歴史群像シリーズ 学研)

対して魚雷による攻撃(雷撃)は、攻撃機から落とした魚雷が一度海に沈んで突き進みます。

そして、艦船の横腹に進んでドカン!と爆発します。

このように、全く異なる性質を持っていました。

爆撃と雷撃

爆撃:爆弾による攻撃。主に基地攻撃。

雷撃:魚雷による攻撃。主に艦船攻撃。

(急降下)爆撃で艦船を攻撃することは、艦船に大ダメージを与えます。

しかし、艦船に対しては、魚雷の方が遥かに大きな致命的ダメージを艦船に与えます。

それは、海中にある艦船の横腹に穴が空くと、海水が入ってきて、船が沈んでゆくからです。

対して、魚雷で基地攻撃しても、あまり意味がありません。

護岸を破壊する程度で、強固な陸地はダメージにならないからです。

分ける攻撃隊

敵空母攻撃隊と、
ミッドウェー島攻撃隊を分けろ!

ということは、爆撃隊と雷撃隊を
半々ですか?

そうだ。

爆撃隊も雷撃隊も、艦上攻撃機が主体となります。

飛行機が同じ艦上攻撃機で、「爆弾と魚雷のどちらか」を装着して攻撃します。

・・・・・

草鹿参謀長は悩みます。

ならば、ミッドウェー攻撃隊は
半分ですか・・・

そうだ!

出てこないかもしれないが・・・

米空母が出てきた時は、
雷撃隊で空母を叩け!

常に半分の攻撃隊は
雷装(魚雷装備)して、待機していろ!

少ない攻撃隊が、
さらに半分になりますか・・・

大丈夫だろうか?

第二航空戦隊 空母飛龍(Wikipedia)

これを聞いた山口司令官。

無茶だ!

日本の空母が、
たった四隻なのに・・

さらに攻撃力を半分にするのか?

攻撃力が全然足りない!

目標は絞らねば!

しかし、山口司令官には決定権はなかったのでした。

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