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山口多聞 23〜米軍の底力〜

前回は「山口多聞 22〜二兎追うものから「三兎追うもの」へ〜」の話でした。

山口多聞(Wikipedia)
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悩むニミッツ長官

Chester Nimitz米太平洋艦隊司令長官(Wikipedia)

悔しいことだが、Japanの海軍は
強すぎる・・・

Japanは、
空母を10隻近く持っている。

ミッドウェー作戦計画が進む直前、日米海軍が南太平洋で激突しました。

空母 翔鶴(Wikipedia)

日本海軍は空母翔鶴が大破し、修理のために戦列を離れます。

そして、同様に大破した米海軍ヨークタウン(日本側は沈没と考えていました)。

米空 Yorktown(Wikipedia)

この大事な時に、
ヨークタウンが大破か・・・

Japanとの大きな戦いが、
近い・・・

なんとかヨークタウンを、
出動させたいが・・・

必要な修理日数

ヨークタウンの修理には、
どのくらいかかる?

はっ!
90日ほど、かかります。

90日では、全然間に合わん!

・・・・・

3日だ。

90日を3日?

ニミッツ長官は疲れてらして、
「3週間」と言い間違えたんだろう。

3週間ですか?

90日から、3週間=21日は1/4以下の日数です。

この期間では、とても無理です。

No!

3日だ!

「90日を3日」というのは、絶対無理な話です。

はっ?

3日でヨークタウンを戦場に、
出せるように修理しろ!

いや、しかし・・・

これは、命令だ!

ははっ!

米軍の底力

そして、本気で「90日掛かる修理を、3日でやろう!」と取り掛かります。

連日1000人以上の作業班が、空母ヨークタウン修理を24時間体制で行います。

しかし、一度に大量の溶接を行うには、莫大な電力が必要です。

海軍に割り当てられている電力では、とても足りません。

突貫修理の人員は、確保出来そうです。

しかし、全然電力が足りません!

俺に任せてくれ。

そこで、修理班の責任者は、思い切った策に出ます。

こちら米海軍!
電力会社社長を頼む。

ハワイの電力会社社長に連絡を入れます。

私が社長で御座います。

我が海軍は、極秘で「ある作業」を
行う必要がある。

しかし、電力が全然足りないのだ。

我が海軍に、
電力を回して欲しい!

承知しました。

なんと、民間の電力会社に協力させて、電力を修理工場に重点的に回させます。

これは、莫大な電力だ。

電力会社社長は、海軍の要求電力を見て、驚愕します。

我が社の余剰電力では、
全然足りない・・・

・・・・・

足りない分は、
民間分から持ってくるしかない。

計画停電だ!

ハワイ在住の一般市民には「故障」の理由で、ハワイ全島を強引に「計画停電」させます。

そして、米海軍に優先的に、莫大な電力を補給したのでした。

米国は、大いなる底力を持っている。

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