第一志望校の過去問は「いつから」やるべきか〜すぐに第一志望校の過去問を購入・一歩でも先へ・パラパラっと第一志望校の過去問をめくってみる〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「第一志望校決定後に最初にすること〜「来年の自分」を具体的にイメージ・過去問に向き合う・「百戦危うからず!」の姿勢を早めに固める〜」の話でした。

目次

すぐに第一志望校の過去問を購入:一歩でも先へ

新教育紀行
雲と空(新教育紀行)

中学受験が本格的に始まる小学校5年生の2月。

その一年後に「自分が実際に入試を受けている」時期となり、受験生たちは、

いよいよ、
受験が本格化する・・・

とうとう、
受験生の年になった・・・

気持ちにエンジンがかかります。

今回の話は中学受験の小学生を対象とした話ですが、大学受験・高校受験でも同様と考えます。

まずは、「第一志望校の過去問をやってみる」をしてみましょう。

えっ、早いでしょう。
今やっても解けるはずないでしょう。

まだ出来ないから、
第一志望校の問題を見ても意味ないんじゃない・・・

早い段階で、第一志望校の過去問に挑戦してみましょう。

直近・最近の過去問はネットで公開されている場合がありますが、解説がありません。

解説は、市販の過去問の問題集に詳しく掲載されています。

過去問の問題集は、多くの場合過去5〜10年分の内容です。

すぐに現行の過去問を購入して、過去問に挑戦して「どういう問題が出題されるか」を知りましょう。

第一志望校決定後に最初にすること

・第一志望校の直近の入試問題に取り組んでみる

・「出来なくて当然」という姿勢でやってみる

さらに今年の分が入った後ほど発行される最新号を購入すると9年分重複してしまいます。

「無駄」に感じられる方がいらっしゃるかも知れませんが、致し方ないでしょう。

すぐに購入するメリットは「早い段階で志望校の問題と触れる=明確な目標設定」です。

この「明確な目標設定」は何事においても大事で、これによって「一歩でも先へ」進めます。

パラパラっと第一志望校の過去問をめくってみる

新教育紀行
図形:補助線(新教育紀行)

現行の過去問題集を購入して、夏から秋に出版される新たな過去問題集を購入すること。

それによって「重複する期間」がありますが、「1年過去の過去問が手に入る」ことになります。

この「1年分多く(11年前)詳細な解説付きの過去問が手に入る」事も大事です。

このメリットは非常に大きいです。

「早い段階で触れる」だけでもメリットは十分ですが、最大10年分取り組む方が多いです。

それに対して、「1年分多く、11年前の問題にも取り組む」効果は大きいです。

志望する学校にもよりますが「学ぶのに良い問題」は、各科目1年に1題はあるものです。

過去問題集が10年分の時、「1年多くなる」と11年分になります。

塾などの指導にもよりますが、基本的に周囲の方が「10年分」の過去問に取り組む中、

僕は11年分
やったぞ!

私は1年分多く、
過去問をじっくりやった!

自分が「11年分」取り組んでいると、11/10=1.1で「10%多く志望校の過去問をやった」ことになります。

この「10%のアドバンテージ」は、大いなる自信につながるでしょう。

「11年前の入試」を取り組んで、考え方・解法をよく吸収することは大きな自信につながります。

この「過去問に早めに取り組む」のに、真剣に全ての問題をやらなくても良いでしょう。

パラパラっと見てみて、

僕の第一志望校は
こういう問題を出すんだ・・・

来年、私は
こういう問題が出来るようになる!

このように「自分の未来像を描く」ことは大事です。

第一志望校の過去問は「いつから」やるべきか

新教育紀行
太さが一様ではない棒:重心(新教育紀行)

多くの方は、過去問は「ある程度実力がついてから」やるでしょう。

6月〜10月頃にやれば良い過去問を
すぐにやったら、もったいないのでは・・・

というご意見もあるかも知れません。

それも一つの見方ですが、塾・参考書などで問題は沢山あります。

特に算数は「中学への算数」等を考えると、問題数は「とても全部は出来ない」程沢山あります。

また、9月以降は各塾で様々な模擬試験が実施され、多くの受験生が受けるでしょう。

早い段階で過去問に触れて準備をしっかりして、目標を明確にしましょう。

第一志望校の過去問に早期に取り組む

・自分が学んで出来るようになるべき「問題の傾向」をつかむ

・入試の時の僕・私という「自分の未来像」をハッキリ描く

そして、模試できちんと成果を上げられるようにした方が良いでしょう。

そのため、

第一志望校の過去問は
「いつから」やるべきか?

という問いに対しては「今から」が答えになります。

「一生懸命勉強した結果、どういう問題が出来るようになる必要があるのか」という目標が大事です。

この目標が最も大事です。

過去問を後回しにしては、この「具体的目標」が漠然としてしまいます。

早い段階で過去問にトライしてみてましょう。

そして、早期に「明確な目標」に向かって走り始めることが大きな力になります。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次