理科の学力アップ・成績アップのコツ〜描く大事さ・動くモノが2つ以上ある時・動いているモノを止める「鉄則」への考え方・親も一緒に描いて考える姿勢〜|中学受験・理科

前回は「理科の学力アップ・成績アップのコツ〜問題を解く・状況を想像・描く〜」の話でした。

目次

描く大事さ:動くモノが2つ以上ある時

動かっ車の考え方(新教育紀行)

かっ車の問題を例に、「描いてみること」の大事さをご紹介しました。

かっ車の問題は、コツが分かれば比較的分かりやすいのですが、かっ車が2つ・3つと増えてくると、

かっ車を描いた方がわかるけど、
たくさんあると・・・

困ってしまい、
分からなくなってしまう・・・

動くものがたくさんあると、難しく感じてしまいます。

誰しも「動くものが一つ」までは、対応するのが比較的楽です。

それが「動くものが2つ以上」になると、その動きを追うのは大変です。

「目が2つあるから、2つのモノが追える」ことにはならず、意識は一つに集中しがちです。

動いているモノを止める「鉄則」への考え方

算数で、「2つ動くときは1つを固定する」定石の考え方があります。

この時は、

1つを
固定していいの?

という疑問から、「片方を高速で動かす」考え方をご紹介しました。

そもそも、「動いているものを止める」のが「鉄則」ですが、普通は、

なんで動いているモノを
止めていいの?

動いているから、困るのであって
「止める」のは、おかしいでしょ・・・

と感じるのが「普通」だと思います。

そこで、「止める」が分かりにくいときは、「片方を超高速で動かす」考え方も良いと思います。

A,Bの二つが動いている時、「Aがゆっくり動き、Bが超高速で動く」イメージです。

大きく描くと段々わかる

動かっ車の考え方(新教育紀行)

かっ車が、たくさん動いて分かりづらい時、動く長さが「少し」だと図を描いても分かりにくいです。

動く長さを長くして、大きくして描いてみましょう。

なんでも、大きい方が分かりやすいです。

大きく描いた方が、
分かりやすい・・・

おもちゃ・プラモデルも「大きい方が断然わかりやすい」です。

うんうん。
ガンダムの大きなプラモデルを見たことある・・・

おもちゃ屋さんで飾ってあったのを見た時、
すごいな〜って思った。

大きいガンダムは、細かなところも
作られていて、すごくリアルだった!

小さいプラモデルは、作るのが大変ですし、細かなところは表現するのが非常に大変です。

大きいプラモデルも大変な面がありますが、パーツが大きい方が作りやすい面があります。

とにかく、大きな紙に大きく描いてみましょう。

「少し大きすぎかな?」くらいが、ちょうど良いでしょう。

小学生は「自分なり」にノートに描くのが良いでしょう。

時には、大きな紙に描いてみるようにしてみましょう。

小学生は馴染みが薄いですが、A3のコピー用紙に「大きく描いてみる」と良いでしょう。

大きく描いてみたら、
ちょっと分かる気がしてきた!

中学生以降、大きなプラモデル作ることを楽しみにして、今は勉強してみましょう。

僕も小学生の頃、最初は「かっ車の問題」がよく分からず、

なんで
こうなるの?

と思いました。

こういう問題は分からないと、どんどん苦手意識が増えてしまいます。

そうなってしまうと、「もう嫌!」みたいになってしまいます。

親も一緒に描いて考える姿勢

定かっ車の考え方(新教育紀行)

塾などで子どもが習ってきて分からないとき、親も一緒に描いて考えてみましょう。

ここがこうなって、
〜でしょう。

と言われても、子どもは

分からないものは、
分からないんだ!

なのです。

親も解答などをみながら、

このかっ車が、
こうなって・・・・・

と一緒に考えてみましょう。

「問題の解答を見てわかる」のと、「実際にやってみる」では大きく違います。

親も一緒にやってみれば、

意外と
難しいな・・・・

と感じることもあるでしょう。

そういう意識を子どもと共有しながら、一緒に描いて学んでみましょう。

そして、子どもが

あっ、
なんか分かる気がする・・・

そういう自分で考えた結果の「わかる気」「わかった気」が大事です。

これは、「解答を見て、わかった気」とは大きく異なります。

「本質的な何か」が「わかった気」になった時、学力が飛躍的に上がるでしょう。

そういう気持ちを少しずつ積み重ねていく事が、確実な学力アップにつながるでしょう。

新教育紀行

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