西郷隆盛 17〜次期将軍は誰か?〜|幕末維新

前回は「西郷隆盛 16〜人を見る目〜」の話でした。

西郷 隆盛(国立国会図書館)
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斉彬の思い

島津藩主 島津斉彬(Wikipedia)

やっと島津藩主になり、島津藩内部で技術革新を進める島津斉彬。

我が薩摩藩が、日本を
立て直すのだ!

大変な意気込みで、島津藩を当時最先端だった欧州と張り合うレベルに持ってゆこうと考えます。

しかし、肝心の国家元首たる
将軍は、やはり大事だ。

我が島津藩だけでは、
限度がある・・・

第十三代将軍 徳川家定(Wikipedia)

当時、心身虚弱と言われた将軍 家定。

将軍には、もっと立派な
人間になってもらわねば。

そうごわすな。

家定様ではダメだ・・・

次期将軍は、
誰がよかごわすか。

それは、
一橋慶喜様だろう。

一橋慶喜の力量

一橋 慶喜(Wikipedia)

水戸藩主徳川斉昭の第七子として生誕した徳川慶喜。

第九代水戸藩主 徳川斉昭(Wikipedia)

七番目の子供ともなると、上にたくさんのお兄さんがいます。

そこで、

慶喜は、水戸の徳川にいるより
他の家に行った方が良いだろう。

と他家に出されることになりました。

行き先は、御三卿の一つの一橋家でした。

慶喜よ。
一橋家へゆくのだ。

分かりました。

御三卿は、将軍の後継確保のために、第八代将軍徳川吉宗が新設した家格です。

御三家よりはだいぶ落ちますが、「諸侯より上で、将軍職を次ぐ可能性を持つ」家柄です。

当時、英邁の誉れが非常に高かった一橋慶喜。

老中 阿部正弘(WIkipedia)

慶喜様なら、
この難局を乗り切れる。

老中筆頭の阿部正弘もまた、一橋慶喜の将軍推進派です。

斉彬の秘策

慶喜様ごわすか。

うむ。
彼ならば、日本を率いるに最適だ。

しかし、慶喜には大きな障壁がありました。

一つは、御三家である水戸から、格下の御三卿である一橋家に行ってしまったことです。

一度行ってしまったので、今更「なかったこと」には出来ず、格下の家柄となりました。

格下か・・・

もう一つ困ったことがあり、こちらの方が問題でした。

しかし、困ったことが
一つある・・・

何ごわすか。

一橋の家柄は、
なんとかなるとしても・・・

慶喜様の実父の斉昭殿が、
大奥の女性たちに、非常に評判が悪い。

それは、慶喜の実父である水戸藩主 徳川斉昭が大奥に嫌われていたことでした。

これは、斉昭が「女性に嫌われる振る舞いが多かった」ため、多くの女性陣に毛嫌いされていたのです。

大奥の女性陣の力は、江戸城で
非常に強力だ。

どうにかならんごわすか。

うむ。
私に秘策があるのだが、

そして、西郷は斉彬の秘策のために奔走することになります。

おいどん(私)が、次期将軍が誰か、を
考えることに関わるとは・・・

元々、薩摩藩の下級藩士に過ぎなかった西郷。

そもそも「薩摩藩主と口がきける」立場ではなく、まして「将軍がどうの」というのは夢のまた夢。

その西郷は、斉彬の導きで、薩摩を超えて日本を考えるようになってきました。

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