前回は「日本で最も細長い半島「佐田岬半島」訪問〜「最も半島らしい」半島・海の間に「割って入っている」ような独特な形〜」の話でした。
「半島であること」が実感できる半島:半島と囲む海

日本で最も細長い半島である佐田岬半島を訪問しました。
愛媛県の宇和島や大洲などを訪問した後に、車で佐田岬半島へ。
いわば、「半島の付け根」から半島の先端に向かいました。

日本には様々な半島がありますが、実際に訪問すると「半島」を意識することは少ないです。
周囲を海に囲まれている半島であるため、「海が身近」に感じられます。
その一方で、「半島」である印象はなかなか感じられないのが実情です。

それに対して、日本一細長い半島の佐田岬半島では、「両側が海である」ことが感じられます。
半島とは何か?
回答A.3方位が水(海・湖・川など)に接している陸地。
回答B.周囲のほとんどが海・湖に囲まれている陸の土地。
まさに、「3方位(周囲」が海に囲まれている」ことが実感できるのが佐田岬半島です。

佐田岬半島先端付近の宿に宿泊し、翌日朝から先端の灯台に向かいました。
佐田岬半島先端の佐田岬灯台:太平洋と瀬戸内海の接点

佐田岬半島最先端の駐車場からは、徒歩で灯台に向かいます。
「徒歩で20〜30分ほど」と事前に聞いていましたが、鬱蒼とした森の中を歩いてゆきます。

どんどん歩いてゆくと、綺麗な海が広がっているのがよく見えてきます。

佐田岬半島の先端部では、陸地が大きな岩で構成されています。
ゴツゴツした巨大な岩のような陸地は、海面付近は「岩そのもの」です。

佐田岬半島付近は伊予灘と瀬戸内海で、水はとても澄んでいて、透き通っています。

佐田岬半島先端の灯台に向かうにつれ、陸地がどんどん細くなってゆくので、「両側が海」になります。
先端に向かうにつれ、「陸地にいる」というよりも「大きな岩の上にいる」気持ちになります。

もうすぐ佐田岬灯台に至る途中に、到達しました。
ここは、展望台のようになっていて、周囲の海が広く見ることが出来ます。

ちょうど太平洋と瀬戸内海の接点付近にある佐田岬では、潮・海流が衝突しています。
上の写真の下半分くらいのところで、左右からの流れが衝突しています。
そして、潮・海流の衝突付近で渦が発生しているのが分かります。

この展望台からは、佐田岬灯台が見えました。
そして、遠くには様々な船が海に浮かんでいるのが分かります。
上の写真は、佐田岬灯台の手前から見ているので、写真の右側が北です。

灯台の先に見える島は、大分県の国東半島などです。
もう少し歩けば、佐田岬半島先端の佐田岬灯台です。
次回は佐田岬灯台へ到達し、周辺を歩いた話です。
