前回は「戦車のペーパークラフトをつくろう 8〜立体・小さなパーツ・実際に見て考える大事さ・つくって初めて分かること・部分と全体〜」の話でした。
子どもの好奇心:「またやってみたい」気持ち

長い時間がかかったものの、なんとかペーパークラフトの戦車完成に至りました。
最初は、あまり乗ってこないと思っていた子どもが、
また
作りたい!
と言います。
こういう風に、何かやった後に「もっとやりたい」と子どもが言うとき。
そう言う時は、出来るだけ一緒にやってあげたいです。
ペーパークラフトを、色々と探します。
色々ばペーパークラフトがあります。
せっかくだから、
似たような方向性も良いかな。
と思って、同じ歴史群像で昨年、戦艦大和のペーパークラフトがあったのを思い出しました。
昨年は、子どもに
一緒に
作ってみる?
と聞いてみたら、
出来ないよ〜。
と言われ、やらないままだったのです。
子どもの成長:「出来る」と思う気持ち
今回、同じペーパークラフトを見せてみると、
ちょっと
難しいかな・・・
と思いますが、子どもに聞いてみるのが大事です。
作ってみる?
うん。
作りたい!
昨年は、小学校1年生で、今年は小学校2年生です。
この1年の差は大きいですが、やはり
戦車のペーパークラフトが
作れたから・・・
この難しそうな
船も、お父さんと一緒なら作れるかも・・・
と思うのでしょう。
子どものこういう好奇心には、親としては、出来るだけ応えてあげたいものです。
「出来る」と思う気持ちは大事です。
中学受験においても、「出来る・合格すると思う」ことは、非常に大事です。
せっかく、子どもがやる気になったので、作成開始です。
戦艦大和の船体を切る:複雑な曲面・五感を働かせる

前回の戦車と大きく異なり、船は形が複雑です。
船なので、流線型のデザインで、それに合わせて船体を切って加工する必要があります。
結構
大変そうだな。
プラモデルであれば、この船体の型をパチンと切ればすみます。
今回のペーパークラフトでは、複雑な形状の船体自体を作り出します。
これは、
思ったよりも難しい・・・
内心そう思いますが、子どもも楽しそうに横で見ているので、一生懸命切ります。

パーツをつなげて、船体が出来てきました。

細長いパーツで、ハサミで切るのは難しそうですが、子どもに切ってもらいました。
ちょっと
難しい・・・
うまく
切れてるじゃない。
船は、「まっすぐに近い」線でも微妙に曲がっている部分が多いです。
子どもにとっては、かなり難しい曲面もありますが、それなりに上手に切れました。
日頃、子どもが一生懸命やっている時、子どもを褒めてあげる気持ちも大事です。

微妙に湾曲したパーツを、紙で再現するのは、なかなか大変です。

ほら、
ここ触ってみて。
曲がっているのが、
分かるでしょう。
あっ、
本当だ!
この微妙な曲線が、戦車とはだいぶ異なる部分です。
作るのは大変ですが、なかなか面白いです。
そして、この微妙な曲線を「見るだけ」ではなく「触って感じてみる」こと。
せっかくなので、こうして「触って感じる」のも「五感を働かせる」ので大事だと思います。