紙の本を読もう 5〜想像力を育てる〜|小供の教育

前回は「紙の本を読もう 4〜手書きの効用〜」の話でした。

先日、子どもと図書館に行った際に、借りた本の一つが、上の「分厚いドラえもん」です。

厚さ3cmくらいあって、なかなかのボリュームです。

一般的なサイズの「ドラえもん」は、自宅に置いてある家庭も多いです。

この豪華版・全集を自宅に置いている、ご家庭は少ないと思います。

その意味では、「図書館仕様」とも言える本です。

子どもは見たらすぐに

これ借りる!

と、決まりです。

読んでみたら、結構面白い話もあります。

少し重いですが、「どっしりした感覚」が、「読書している感じ」で面白いと思いました。

今回も、「月刊致知 2022年8月号」p114に、酒井邦嘉 東大大学院教授の話を参考にさせて頂きます。

酒井氏によると、文字で読む・音声で聴く・映像で見るでは、脳に入力される情報量に大きな違いがあります。

情報量を比較すると、映像・音声・文字の順に減少します。

確かに、文字は「文字でしかない」とも言え、映像は画像と音声があり、情報量は多いです。

その代わりに、「情報量の少ない」文字の場合は、「足りない部分を想像力で補おうとする」のです。

「言語野の四領域を総動員」して、想像力で補おうとするようです。

「言語野」は詳しくは知りませんが、「想像力で補おうとする」のは非常に分かります。

特に映像を見ていると、映像と音声を理解することで手一杯で、どうしても「受け身の姿勢」になります。

一方、文字で読んでいると「行間を読む」がごとく、自分で色々と想像します。

歴史が好きな僕は、司馬遼太郎さんの本は、かなり読みました。

国盗り物語 第一巻斎藤道三編(新潮文庫)

中でも、最初に読んだ「国盗り物語」は一番好きです。

そして、読みながら織田信長や斎藤道三、あるいは明智光秀のイメージを勝手に作り上げます。

織田 信長(歴史群像シリーズ 図説・戦国武将118 学研)

信長の顔は、
こんな感じかな?

真面目そうな光秀は、
こんな感じ。

それは、肖像画のイメージとは似ている部分もありますが、「勝手に作り上げたイメージ」です。

そうした「自分で勝手に作るイメージ」が「想像力を鍛える」のでしょう。

「言語脳科学」第一人者の酒井氏の「紙の本が良い」科学的な話は、大変参考になります。

中学〜大学受験の方は、面倒がらずに「手を動かして、しっかり理解する」を実践してみましょう。

自然と、少しずつ学力が上がるでしょう。

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