前回は 「イメージすること〜志望校合格への姿勢〜」でした。
教育紀行は今回でちょうど100回目の投稿となります。
ここまで続けられたのは、お読みいただいている皆様のお陰です。
各校の校長先生がメディアで様々発言しているので、教育理念や目指す方向は分かります。
校長が誰であっても長い歴史を持つ学校の「校風」と「カラー」が大きく変わることはないでしょう。

第一志望校を決めた後、お子様と一緒に文化祭などの行事に行ってみたり、学校に行ってみて、実際に訪れてみましょう。
今はコロナで文化祭等が行われない場合がありますが、「実際に学校を見てみる」のはとても大事なことです。
第一志望校だけでも、実際に訪れて見てみましょう。
学校のイメージが湧くことは、お子様にとって非常に大切です。
学校付近から学校の様子を見るだけでも良いのですが、可能であれば、学校内に入ってみるのが良いと思います。
守衛さんがいたら「この子が本学を志望しているので、少しだけでも構内を見せてくれませんか。」とお願いしましょう。
その場で「良いですよ。」と言ってくれるかもしれませんし、教務課に問い合わせが必要かもしれません。
場合によっては、安全上の理由から断る学校もあるかもしれませんが、入れてくれる学校もあるでしょう。
生徒の保護のために、教員同行の上で少し見せてくれるかもしれません。
教員等が同行してくれたら、「ありがたいこと」です。
将来、その教員からお子様が教わるかもしれないので、具体的イメージにつながります。
子供なりに学校の雰囲気や生徒の様子を見て、校風や雰囲気かはわかると思います。
そして具体的なイメージが湧きます。
親の思いも大事ですが、進学実績などのランキングよりも「子供の感覚」を最重視しましょう。
6年生の子なら、現時点で第一志望が確定している人もいるでしょう。
学力によって、2,3に絞った上で、
もう少し模試等の成績を見て、
決定しよう。
という方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても、第一志望に合格したいならば「早めに」「子供の感覚に合う」学校を決定することが大事だと思います。
そして、お子様に「その学校の生徒になったつもり」「実際に志望校に登校する」イメージを抱いてもらいましょう。
親は「その学校の生徒の保護者になったイメージ」です。
そういうイメージを持つことは非常に大事です。
イメージすることで勉強することの励みになり、過去問等を解いた際にも、その学校の特徴が身につきやすいと思います。
そして学力の向上にもつながるでしょう。
今はコロナの影響で文化祭等への参加が難しい状況ですが、写真・動画・学校が発行している資料等に目を通してみましょう。
そして、「学校の雰囲気」を味わいながら、「志望校のカラー」をイメージすれば、大きく合格へ近づくでしょう。